現在のレギュラー万年筆。
Traditional M215から変更になった。
十代の頃から憧れていた、定番の万年筆。
家族からの贈り物。
万年筆の値段なんてのは、上には上があってキリがないけど、コレもそれなりのお値段。
それなりのお値段とは言え、オトナが買えない値段じゃないが、コレを持つには何かしら「言い訳」がいると思って、ずっと我慢していた。
で、ひょんなことからそんな「言い訳」ができてこいつが私の万年筆ケースに入った。
危なかった。「言い訳」ができなければずっと手に入れられないところだった。
何と言うか、すごく「色っぽい」佇まい。
ペリカンはデザインが良い。見惚れてしまう。定番のグリーンストライプ。黄金と緑はよく合う。
ペン先はゴールドを使ったツートン。
これも美しい。
しかし重要なのは実質。書き味。
これも神戸元町のPen&Messageさんで購入し、EFを更に細字研ぎ出し加工して頂いた。
トラディショナルと書き比べて違いが分からなかったとしても、「ち、違うわ。やっぱり……」と、無理矢理、自らに言い聞かせようと思っていたが、杞憂だった。
「全然違う。サラサラしてますわ」納得の書き味。即メインの万年筆に抜擢。
唯一難点を上げるなら、ちょっと軽い。
軸が長いM600なら重さはちょうど良いのだろうか。いや、ならあれだ。
Toledo.
それにはまた別の「言い訳」が必要だ。