ライフハッカー・ジャパンさんHOW I WOR】シリーズ。インタビューしていただきました。

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まさかのメガネ忘れで屋外撮影に……

執筆のこと、専業(無職)になってからのことなどいろいろお話させていただいた。

今の私の一日が働く人の役に立つのかは分からんが、もともとあまり人付き合いはせず、とにかくシンプルに生活している。

淡々と見ていて退屈なくらい、ただ書いて、読んで、登って歩いて、その繰り返し。偉大なる退屈。美しい単調。そういうものだと思う。 

小説はオモロく。日々は退屈に。

そんなことが理想です。

こちらから読めます↓

https://www.lifehacker.jp/article/2508-how-i-work-matsunaga/

松永K三蔵

060 日立市立松風中学校 校歌の作詞させていただくことになりました。(お知らせ✖︎日乗)

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作詞をさせていただくことになった。

故郷、茨城県日立市の中学校の校歌の作詞をすることになった。学校の再編で坂本中学校と久慈中学校が合併し、新たに「松風中学校」が誕生した。その校歌の作詞。

最初にお話をいただいた時、実は躊躇した。私のような者が校歌の作詞などをして良いのだろうか……。

それに、小説は30年書いてきたが、作詞はしたことがない。同じ言葉だけれども。

しかしよく聞けば、在校生徒のみなさんや地域の方が歌詞の言葉の案を出してくださるという。そうか、一緒に作らせてもらえばいいのだ。そう思った。……皆さんの言葉を繋ぐ裏方であれば。

それに、まだまだ未熟者の私ではあるが、いずれ作詞として私の名前を喜んでいただけるように、自分へのプレッシャー、戒めとしてお受けしよう。そうも思った。

なんのポーズやねん

今月の初旬、改めて日立市を訪れ、日立市の各所をご案内いただいた。

風神山から。

最初は霧がかっていたが、風神さんの像をお参りしてもどると奇跡の快晴に。

そして旧坂本中学校

強く、正しく、美しく!

まだ生徒たちの声が聴こえてきそうです。

そして旧久慈中学校に。(現 松風中学校)

三蔵じいちゃん。見てますか? (私の筆名の三蔵は祖父から)「三蔵」の名前が日立の松風中学校に記されますよ。

と、見ると旧久慈中学校の校歌を作詞をされたのは川崎三蔵さん。名前というのは不思議だ……。こんな巡り合わせがあるのだろうか。

思い出の久慈浜。私も毎年ここで泳いだ。海といえばここ。私の海はここにしかない。

久慈浜の灯台。

そして青春時代の彷徨いの中、偶然見つけた啄木の歌碑。「何事も思ふことなく いそがしく 暮らせし一日を忘れじと思ふ」

祖父の家(現 叔父の家)の近所にある泉が森

幼い頃、よく祖父と泉の水を瓶に汲みに行き、私はその水を祖父とともに飲んでいた。(当時はOKでした)

私の身体にはこの泉の水が流れている。

翌朝、また浜辺から曇り空の久慈浜を見て思う。

この海だ。母と、兄と親しんだ海。波に巻かれて死にかけた海。私の全身をつつみ偉大な力で持ち上げて押し流し、大きな存在を感じさせてくれた海。

「遊泳禁止」波が荒く濃霧のこの日はそう表示がしてあった。

浜辺で遊ぶ海水浴客。

私はどうしても波に巻かれて思い出したかった。あの海を。波を。そしてこれは大事の前の、私の斎戒沐浴になるだろう。

するとまさかの「注意して遊泳ならオッケー」というアナウンス。

行くしかない。濡れたハーフパンツは歩いていれば乾くだろう。45歳。おっさん。ひとり波に向かって駆け出した。中学生らしい男の子たち四人が歓声をあげながら追ってくる。私も勝手にその中の一員になって波に飛び込む。

ドッという波の圧、力、水飛沫。舌を出して汐を舐める。盛り上がる波の山を超えて沖に向かう。巨大に立ち上がる波の懐に潜り込む。トクトクと音が消えて海に呑まれる。

あぁ、何も、あれから数十年経ったが何も変わらないのだと、私は気が遠くなるようにそう思う。

もしかすると、私もあの頃から何も変わらないのかも知れない。そんなことを考えながら「やばい!やばい!」を連呼する中学生の“ともだち”の声を聴きながら、一時間近く私は波の中で遊んだ。

おまけ

いつも大変お世話になっている日立市立南部図書館にもご案内いただきました。

👆オモロイ図書館運動🔥

松永K三蔵コーナーが二つも。大感謝。

ご案内いただきました教育委員会の皆様、松風中学校の校長先生、教職員の皆さま本当にありがとうございました。

一緒に良いものをつくりましょう!

松永K三蔵

8/18 読売新聞 夕刊「ひらづみ!」書評 二宮和也さん『独断と偏見』

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ニノこと嵐の二宮和也さんの新刊。かなり話題だ。オススメされて読んだ。書店で、それこそ平積みを探したが、もっと目立つところにデカデカと縦置きされていた。

なるほどー! そうか二宮さんも独立されたのだ。考えてみれば私は同世代。立場違うけれど(めちゃくちゃ違う)世代的にいろいろ思うところはある。あるある。いろいろ考える世代。

やっぱり第一線を走り続けている人は自分の「仕事哲学」というものがある。ふだんそれほど言わないのかも知れないので、それが聞けるのは貴重じゃなからろうか。

素のニノ。二宮さん。そんな一面も垣間見える一冊かも知れない。ファンの方はもちろん、ビジネスマン、独立した人、したい人にもオススメなんじゃなからろうか。

100の問いに答える形式なので、とても読みやすい。ニノ流哲学!

松永K三蔵

8.6 『ベスト・エッセイ2025』発売。私のエッセイ「押せども、ひけども、うごかぬ扉」も選んでいただきました。

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これ、ご存知だろうか? その年(前年)にいろいろな媒体で発表された、いろいろな人のエッセイの中から選りすぐりのエッセイを「ベストエッセイ」としてまとめたもの。

集めてくるのも、まとめるのも、選ぶ人も大変。ご苦労さまです。

そんな中、私のエッセイも選んでいただけました。昨年、芥川賞候補になった際に『文學界2024年8月号』に掲載していただいた「押せども、ひけども、うごかぬ扉」を採っていただいたのだ。

感謝。ありがとうございます。本が8/6発売です。

ちなみにこのエッセイは当時、文學界編集部から「何か名刺代わりになるものを」という謂わば、“仁義切り”なので、思い入れも強い。

寅さん大好き

それから実は同じタイミングで『新潮2024年8月号』にも、仁義を切ってある。エッセイ「私は道になりたい」だ。

これらは私の中で対になっている。

皆さんよかったら、『新潮2024年8月号』読んでみてくださいね!

松永K三蔵

8月9日(土)オモロイ純文運動×神戸文学館3.0 文アル関連イベント『檀一雄』快男児檀一雄 呵々大笑の哀しみ

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8月9日14時からの神戸文学館土曜サロン

「オモロイ純文運動×神戸文学館 快男児檀一雄 呵々大笑の哀しみ」です。

料金は1,000円。参加者募集中。
申し込みはkobebungakukan@river.ocn.ne.jpまたは電話078-882-2028。

やります!

美食放浪記 から リツ子その愛、その死まで

みなさんよろしくお願いします!

松永K三蔵

伝統、夏の文学教室 第60回 〈ひとりぼっちの文学史-世界とどう接続するか〉でお話しさせていただきます。8/2(土)13時30分〜

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ついに昨日から開催されました、日本近代文学館が開催する、伝統ある夏の文学教室。

その第60回目の今年、私もお話しさせていただけることになりました。これは大変名誉なことだ。

一方で、すごいプレッシャー。

1964年からつづく伝統ある教室。

サイトから過去の登壇者が見られる。

https://www.bungakukan.or.jp/event/summer/sum_arc/

誰が喋ってるんだろと思って見てみても、すぐにわからない。亀井勝一郎とか、尾崎一雄とか伊藤整とか、江藤淳とか、、、それは演題だろう。誰が喋ったのだ? としばらく見ていて、いやその今、演題になるような方が実際、喋っていたのだ、とわかって息を飲む。

これは、とんでもない……。

日本近代文学館さんのXより

テーマは「孤独」。ひとりぼっちで書いてきた私にぴったり。

なのかはわからないが、とにもかくにも、無頼派の作家に影響を受けてきた私は、無頼派をテーマにということで、大好きな無頼派についてお話しさせてもらえて感謝。

とか思って他の先生方の演題を見ていたら、太宰治が多い。町田康先生に高橋源一郎先生。確かに「孤独」とくれば太宰治。これはありますね。

それにしても私は小説は書くけれど、研究者じゃないので、学術的なことは話せない。

どうアプローチするか……。でも、とにかくオモロイ純文教室になるように、笑いを狙っていきます。

みなさんどうぞよろしくお願いします!

お申込みは↓

https://www.bungakukan.or.jp/event/summer/

あと書籍フェアもあります。

059 オモロイ純文運動Tシャツなど発売開始 就労継続支援B型BaseCampさん提供 お知らせ×日乗

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世界的にも注目をあびた「オモロイ純文運動」Tシャツが一般販売開始です‼️

ドミニカ共和国🇩🇴の書店にて

この度、就労継続支援B型BaseCampさんご協力を得まして、オモロイ純文運動Tシャツ及びその他グッズの販売を開始します。

まずは7.26の東京でのBaseCampさんとのコラボイベントでの対面販売から。

日立市のキャクターひたりんも着てる。
カラー展開もあり。
オリジナルは黒
フォーマルには白

こちらの物販の収益は就労継続支援B型BaseCampで働く皆さんのお給料になるので、よろしくお願いします!

今後、オモロイ純文運動グッズなど、通販も対応予定です。

松永K三蔵

東京講演 7.26 「オモロイ純文運動✖︎BaseCamp」ことばにならない声を、文学とともに読む

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当日にお知らせしてどないすんねん。というお声はごもっとも。すみません。ちょっと寝るか書くかの日々でして。まだ続いてますが……。

ということで東京 山の手線の中から書いてます。

https://peatix.com/event/4460249

これは就労継続支援B型BaseCampさん(以下ベーキャン)とのコラボ企画。

私も大学を内定なく卒業し、一度無職になったが、そのあとは知的障害をもつ方の施設(当時の名前で授産施設)で契約職員(バイトだったが)として働いていた。

そんなこともベーキャンさんとのご縁だ。

今回はベーキャンさんらしく会話型という、お客様参加型の講演だ。おもしろそう。

そして、今回「オモロイ純文運動」Tシャツの販売をベーキャンさんの協力のもとに開始する。

収益はベーキャンさんで働く方のお給料になるのでみなさんよろしくお願いします。

ということで会場で!

松永K三蔵

058 姫路文学館 特別展 没後10年 作家車谷長吉展 私だけの車谷さん、の「な」

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姫路文学館の「特別展 没後10年 作家 車谷長吉展」が終わった。約二ヶ月間。お疲れ様でした。とても素晴らしい展示会だった。

全国各地から駆けつけたファン、現役の小説家の先生たち。改めて車谷長吉の仕事の大きさを痛感させられた。今なお、その影響は大きいのだ。

かなりお久しぶりにイラストを(汗)

今はSNSでこの車谷展に行った方の感想が見られる。すると、気づくのはそれぞれにかなり思い入れが強いということだ。

まず、回顧展をできるほどの作家は多くはない。そして没後もファンを惹きつける作家もまた多くはない。本人が「反時代的」と言ったように、時流に乗ることはく、淡々と車谷スタイルを貫き通した。その独自性を今なお読者それぞれが大切に温めているような格好だろうか。今回、各地に潜在していた車谷ファンが没後10年を機に姫路に集まった感があった。

そして私もそうだ。2007年。あの時はまだご存命だったが、私はやはり姫路文学館で行われた車谷長吉展に行ったのだった。私の中で車谷長吉さんは一番会いたくて、また一番会いたくない作家だった。

やはり、怖い。私などは臆病なのですぐにペラペラと喋る。おそらく車谷長吉さんはじっとそれを聞き、寸鉄ひと言で、私の舌を釘で刺すように黙らせただろう。そうして、下手をすればどこかのエッセイで名指しで怒られかねない。ふざけた筆名の新人の訪問をうけたが、これがまた商人のように卑屈な男であった……云々。が、やはりお会いしたかった。残念ながら私のデビューは車谷長吉さんがご存命中には間に合わなかった。

それでも縁あって、まさか車谷長吉展の開会式の末席に加えていただき、まさか奥様の高橋順子さんとお会いでき、車谷長吉先生の御仏前にと拙著をお渡しさせていただけるとは。人生はわからない。

私が手にしているのは新旧の図録

ファンが怖い、と言われる作家がいる。つまりその作家のファンは、作家に心酔するあまり、熱狂的なのだ。作家とファンの精神的結びつき(もちろん読むという一方通行ではあるが)が強烈で、うっかりそのファンに、あ、私も好きなんですよ、と同好のよしみを求めて安易に声をかけると、「お前になにがわかる!」とやられるわけだ。太宰や中上健次などはその代表例だろう。私もふたりとも好きだが、公言するのは憚れるところがあるのは、そんな理由からだ。そしてもしかすると車谷長吉もそのひとりかも知れない。

車谷さん家の朝食(和食ではないのだ)

X(Twitter)などで反応を見ていると、皆さんかなり思い入れが強い。それぞれに“私だけの車谷”があるように思う。そしてそれは小説家もだ。文章を寄せておられる万城目学さんはもとより、吉村萬壱さんなど。実際に来館されておられた。

私も私で、尼崎市立図書館でお話しをさせてもらった際には『漂流物』を紹介した。車谷長吉さんが直木三十五賞を取られた『赤目四十八瀧心中未遂』の舞台は尼崎だから、というのもあったの、私の「漂流時代」はまさに尼崎だったからだ。

そして共同通信の読書日和にも『漂流物』を紹介させていただいた。※Kはミドルネームです。

尼崎の地場の不動産屋で働きながら小説を書き、私はその間、車谷長吉の『漂流物』を鞄に入れていた。私だけの車谷さん。「わかってたまるか」と念じながら。

2007年の車谷長吉展。姫路駅から歩いて行った。あれから18年。やはり姫路駅から歩いて行く。仕事も散々変わり、結婚して、犬を飼ったり、子どもができたりいろいろあって2025年、再びの車谷長吉展。私にとっても節目だ。

車谷長吉さんについては言いたいことはいろいろある。でも今回の「車谷長吉展」のキャッチコピー「生きることはむごいな」について。車谷さんらしいな、と思う。素晴らしいコピーだと思った。

読者の人は「らしい」と思うだろうし、そうでな人にも何か心に響く言葉ではないだろうか。

何故だろう。「生きることはむごいな」平生、誰も口にはしないけれど、全くその通りだから。それがこの世の中であり、だから我々は疑問を持ち、求めるように何かを読み、また車谷さんや私は小説を書くのだけれど、私はこの「な」こそが車谷さんの魅力だと思う。

「生きることはむごい」。こう言ってしまえば、それもやはりその通りで、しかしもはや救いはなく、なんとも味気ない漠々たる荒野のようなその言葉にはなんの魅力もないが、「生きることはむごいな」の「な」の一語に車谷さんの無限の優しさが詰まっていて、それが今なお読者をひきつけるのだ。「むごいな」という車谷さんは「むごさ」を引き受けながら他者とともに立つ。だから書く。それこそが“風呂桶に釣竿を垂らし続けた”車谷さんの文学であり、本物の文学なのだ。

松永K三蔵

057 5/1 BSテレ東 「あの本、読みました?」名著に山あり 出演させていただきました!(5/15までTver配信あり)

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ありがとうございます! ということで、皆さんご存知「あの本、読みました?」に出演させていただいた。名著に山あり、という山の小説特集。

お家でみんなで見た。少し恥ずかしい。

この日も、もちろん「オモロイ純文運動」Tシャツだが、今回はちょっと山っぽい格好にした。

鈴木保奈美さん。我々世代は、みんな鈴木保奈美さんのドラマを観ていた。

感慨深い。

林プロデューサー。会社員、組織人としてとても深く読み込んでくれていて、ありがたかった。感謝。

オススメの一冊ということで、私が『バリ山行』を書くきっかけにもなった新田次郎の『孤高の人』を紹介させていただいた。地元神戸、六甲山が舞台。伝説の登山家 加藤文太郎の小説だ。

私はこの本を、義母から勧められ、山に登りはじめた。まだ登山というものが富裕層のあそびで、グループで登ることが当たり前の時代に、一介の会社員であった文太郎は、ひとり試行錯誤しなが道具や補給食を工夫して山に登った。単独行で。当然に異端視され、排斥もされた。でも登った。

そう、作中でも名前が出てくるご、妻鹿さんは加藤文太郎のオマージュだ。娯楽小説なので楽しんで読めます。『孤高の人』オススメです。ちなみに漫画『孤高の人』もすごくオススメです。(大人の事情か、登場人物の登場の仕方に無理があるが)それを補って余りある作品です。

ということで、見逃し配信「Tver」は5/15にまでです。よろしくお願いします!

https://tver.jp/series/srlav4h3bc

松永K三蔵