若菜晃子さんが『すばる』で書評を書いてくれました。若菜さんは神戸のご出身で、山と渓谷社の編集者というキャリアを持つ方。すごいプレッシャー。大汗。

そして『小説すばる』では、大ベストセラー『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』が話題沸騰の三宅香帆さんの連載書評「新刊を読む」で、お取上げいただきました。

いずれも素晴らしい評で、ほんとうにありがたいお言葉で、全く恐縮ですが、皆さん是非読んでいただければと思います。よろしくお願いします!
若菜晃子さんが『すばる』で書評を書いてくれました。若菜さんは神戸のご出身で、山と渓谷社の編集者というキャリアを持つ方。すごいプレッシャー。大汗。
そして『小説すばる』では、大ベストセラー『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』が話題沸騰の三宅香帆さんの連載書評「新刊を読む」で、お取上げいただきました。
いずれも素晴らしい評で、ほんとうにありがたいお言葉で、全く恐縮ですが、皆さん是非読んでいただければと思います。よろしくお願いします!
高級誌なんて言い方は日本ではあまり馴染みがないのかも知れないが、しかしそれをあげるとするなら問答無用で「文藝春秋」だろう。
私も見本誌を見て、改めてその佇まいの良さに見惚れた。グラビアのセンス、記事、その充実。そんな雑誌に私の小説が載る。ありがたいことだ。
そんな「文藝春秋」は文学好きの方にも非常に高コスパ。なんといっても今回であれば芥川賞二作丸々よめて、更には著者のインタビュー、受賞のことば。
更に楽しみなのが、芥川賞の選評。これがおもしろい。なんと言っても当代一の作家たちが作品を巡って話し合い、考察し、選評書くのだから、面白くないわけがない。おもしろくなくなくなくない。(あってるか?)今回は場外乱闘だったが、詠美(センセイ)節も健在。
選評についてはまた別項でとりあげる。久しぶりに「日乗」とかで。
なんだ? このタイトル。まぁアレだ。ほぼほぼ私の妹に宛てた個人的な文章をエッセイとして載せていただいた。
1933年創刊。歴史ある文芸誌だ。そんなことが許されるのか。いや、許してもらおう。芥川賞記念だから、私の敬愛する菊池寛先生も「仕方ないなぁ」と許してくれるだろう。
そう、タイミング良いのか悪いのか、芥川賞選考会の三日後が私の妹の結婚式だったのだ。
↓これをBGMに読んでください。
https://m.youtube.com/watch?v=eFJeJhKBxis
南こうせつ 「妹」
そして! なんと、吉田大助さんが、私について作家論を寄せてくださっております。感謝。ありがたいお言葉の数々、終始恐縮しっぱなしでした。とても面白い内容! こちらも是非。
これは新人賞で同期の石沢麻依さんもされていた企画だけれど、すると比較対象が石沢さんってことになると結構辛いものがあるが、私はうまく答えられただろうか。15も問いかけていただき、ありがとうございます。
その石沢麻依さんの寄稿や、同じ大学出身の井戸川射子さんの創作。
今月も充実の内容の群像。
みなさん、どうぞよろしくお願いします!
松永K三蔵
週刊誌!に載せていただきました。主な読者層はやはり現役世代のサラリーマンだろう。つまり私だ。今回久しぶりに買ったけれど、なるほどあれこれ気になる記事が並んでいる。
紹介していただいた『バリ山行』は山の小説だが、サラリーマン小説でもある。というかかなりサラリーマン小説だ。組織の中で働いて、奥歯を噛んだ経験のある方なら小説に出てくるエピソードに共感していただけるのではないだろうか?
え? それ俺の責任? なんて理不尽なことに巻き込まれるのは日常茶飯事で、割り切って、ドライに相手を切り捨てることもできるけれど、ふと見るとその目線の先に、これまた別の立場で理不尽な目に遭っている取引先の男……。そんなやるせないことはいくらでもある。
会社の方針の不合理さ(いや、たぶん意味はあるんだよね)しかし末端サラリーマンにはわからない。ブルシットジョブなんて思えるバカバカしい業務。
それでも、それでも生きていく。モヤモヤも苛立ちも引きずって山に入る。その先に私たちは何を見るのだろう。
ご一読を!
もののけ姫みたいなタイトルだが、記事のタイトルなので私が決めたのではない。(「山」と「まち」に生きて)
「お仕事小説」という言葉に私は実は違和感があって、社会人として生きていたら、たいていは仕事とか会社からは逃れられなくて、またそれになんの悩みも不安も抱かず、語るべきこともない人なんているのだろうか?
なんてことを思う。だからテーマがなんであれ仕事は絡む、生活は絡む、だから共感するんじゃないのだろうか。そしてそんなものへの反撥も。
ということで、皆さんどうぞ読んでみてください。
芥川賞受賞エッセイ、「日常の積み重ねが物語に」を掲載していただきました。私もサラリーマンなので、基本的には変わり映えしない毎日を送っている。その積み重ね。
でも、日常の中で、実は、結構意外なことが起きていたりする。このエッセイのラストにはそんなエピソードを紹介しています。
本当に驚きました。そんなことってあるんだなと。
山陰中央道新報web
https://www.sanin-chuo.co.jp/articles/-/618024
静岡新聞
https://www.at-s.com/sp/news/article/national/1523064.html?lbl=10285
その他の新聞でも載るかも知れません。
芥川賞受賞記念、初エッセイ。
いやぁー当日はドキドキ! のはずが、意外と平静だった。なんで? なんでやろか?
休みをもらったので、朝はいつも休日に行くコーヒーショップに普段通り小説を書きに。これだけはやめられない。
それにしてもなぜ私は平静でいられたのだろう。
ご案内が遅れてすみません。
良かったらWEBでも。
「バリ山行」をお読みくださった皆さん、エールをくださった皆さん、ありがとうございました。大変感謝です。
受賞帯です。ゴールドが美しいです。
単行本は7/25日〜29日で順次展開されるとのことです。オモロイ純文です。読んでみてください。
もし、おもしろくない! となれば私のデビュー作「カメオ」(群像2021年7月号掲載)を読んでみてください。たぶん本になります。
それでもダメなら、新作をお待ちください‥‥‥!
ありがとうございました。
松永K三蔵
「新潮」と「文學界」、同時にエッセイを掲載していただいた。(7/5発売)
お話をいただき、同じ月の号になった。両誌ともに初登場エッセイ。
初登場なので、私の文学マニュフェストとも言うべき内容のエッセイで、それは互いにリンクしている。
寺院の門に据えられた阿吽の仁王像のように一対になっていて、両方とも読んでいただければオモロさ倍、いや三倍だ。そんなオモロイエッセイとなっている。
まずは『新潮』
「私は道になりたい」 ん? もしかして、コレってアレか? アレなのか? 勘のいい人は気づいただろうか。どうだろう。それは誌面で確かめてくれ。こちらには私の心の師である、坂口安吾、シモーヌ・ヴェイユの御両名にご登場いただいた。
それから『文學界』
このタイトル。好きな人なら、すぐにその出典を言いあてるだろう。そう、太宰治だ。日本文学界のスーパースター。けれど、正面切って好きだとか、影響受けたとかは何故か言いにくい。そんなビートルズ的な存在だ。メジャー過ぎて、迂闊に手を出しにくいのだ。でもやっぱり偉大。天才。そんな太宰をフューチャーして書いた。
オモロイエッセイなので、皆さんどうぞ、書店で買って読んでみてくださいね。
そして『バリ山行』の単行本が出る。
それで三点。三点支持だ(山)。三蔵、三点セット、全て読んでオモロさ九倍だ。
ということで、単行本もよろしくお願いします。「群像」掲載版よりブラッシュアップされ、文章のキレが格段に増しております。表紙も奥深くて鉱石のように美しい装丁の本ですよ。
松永K三蔵