純文学はおもしろい。
純文学はひらかれていて、 オモロイのだということを世間にわかってもらう文学運動。
運動と言ってもその活動は、ただ書くだけ。 オモロイ純文を。
「文学は、いくら面白くても構はない。 ハラン重畳、手に汗をにぎらせ、溜息をつかせても、結構だ。 さういふことによつて文学の本質が変化することはない(以下略)」
坂口安吾「通俗と変貌と」
松永K三蔵