好書好日「小説家になりなりたい人が、なった人に聞いてみた。」コーナーに出させていただきました。

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本はあまり売れなくなって、書店は閉店が続くけれど、書きたい人は右肩上がりに増えているという。パソコンやスマホの普及、そんなツールのおかげもあるだろう。

しかし、あるいは「書かざるを得ない」人も増えているのかも知れない。

私は、小説を書くことは楽しいが、「書かざるを得ない」ということもある。それが幸福と言えるのかと問われれば、わからない。

書かざるを得ない人が増えているというのは世の中的にはあまりいいことではないだろう。本来、人間は衣食住足りて、そこそこのサーカスと(嘘でも)それなりに希望があれば、別段あれこれと考えることはなく、その日一日、それぞれ意識せぬ諦念の中にも幸福に寝床に帰り、また翌朝起きて、そうして一喜一憂しながら死ぬだけだ。

生きていれば、不意に悲劇に見舞われることはあって、しかしそれだってちゃんと納得いくように解釈、注釈、辻褄合わせが用意されたり、自らつくりあげたり、「まぁそういうもんやから」と自らポンポンと頭を叩いて、納得して折り合いつけて、今現在のこの時代と社会との常識に照らし合わせて、生きていくのがある意味で「人生」というものかも知れない。

ところが中には、その悲劇の打ちどころが悪かったり、往生際が悪いというか、物分かりがよくない人たちがいる。納得がいかないという。ちょっと言わせてくれと言う。いやお前、そんなことより目の前のさ、実地の生活をしろよ。しますよ。した上でちょっと言わせてください。なんて奴は余計に始末が悪いのだけれど、まあ、つまりはそういう人たちが小説を書かざるを得ない人種というわけだ。

そういう小説家志望の人に、私の経験がどれほど役に立つのかわからないが、うまくインタビューしてくれたので読んでみてほしい。

もちろん小説家というのは一応はプロ、つまり原稿料をもらう人だろうけれど、原稿料が出ようが出まいが、一言物申したい人は、物言い続けるだろうから、小説を書くというところの「本当」はまさにここにあるのだと思う。

記事はコチラから

https://book.asahi.com/article/15507766

松永K三蔵

XDマガジンにインタビューを掲載していただきました!

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XDマガジンにインタビュー記事を掲載していただきました!

テーマは「掘る」。

小説を書くことは自己を掘り下げること。

ただひとり、掘り下げて掘り下げていくこと。

それは光のささない洞穴であろうか。

いや、掘ったその先には、ひらかれているはずだ。

我々は球体の上に生きているから。

やるならとことん。突き抜けるまで。

XDマガジン、めちゃくちゃ高品質なので是非お手にとってみてください。

松永K三蔵

BE-PAL12月号「焚き火と本」でインタビューを掲載していただきました!

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本屋特集もめちゃいい!北極男・荻田さんの冒険研究所書店も!
アウトドア✖︎本好きにオススメ

焚き火と本。ぴったりですね。

私がセレセクトさせていただいたのは……誌面で確認してください。

お隣のページには熊文学の直木賞作家 河崎秋子さん!

松永K三蔵

神戸新聞11/16 インタビュー掲載

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「次作も推進力ある文学を」 

神戸新聞11/16にインタビューしていただいた記事が載っている、

ちなみにジャケットネクタイに三蔵帽子の訳わからん変な格好で写っている。

ネットでも会員の方なら読めるようだ。

チェックしてみてほしい。

https://www.kobe-np.co.jp/news/culture/202411/0018345224.shtml#google_vignette

松永K三蔵

ダヴィンチWEBに『バリ山行』のインタビューを掲載いただきました。

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いろいろ聞いていただきました。

こちらから読めます↓

https://ddnavi.com/interview/1448673/a/

松永:大人はみんな知ってるんですよ。「そこは破れないな」っていうことを。勝てないということを。でも、その虚しさを無視するんじゃなくて、その虚しさを知りながら、やる。それでもやる。だから妻鹿さんにはやっていて欲しい。妻鹿さんの言う、やるしかないんだよっていうところですね。

こんなこと言ってます。

松永K三蔵

読売新聞10/27 「読書推進月間」に書店訪問インタビュー記事を掲載していただきました。★11月選書フェアあります。

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秋の読書推進月間。書店訪問、インタビューの記事を掲載していただきました。

ご協力をお願いしたのは、西宮市民が毎週末行ってんじゃないの? ってくら宮っ子大好き「ガーデンズ」にある、ブックファースト阪急西宮ガーデンズ店だ。ありがとうございました。

ここにはイラスト入り巨大色紙を置かせていただいていて、いつも本当にお世話になっている。

そして、書店訪問させていただき、読売新聞の記者さんにじっくり話を聞いていただいた。(私が好き放題ベラベラと喋り倒した)。

昔は、心のひろい友人に私は文学談義を聞いてもらっていたが、今は記者さまが聞いてくれる。ありがたい。話していることはあまり当時から変わっていないが……。

「大切な二冊」をセレクトして欲しいと言われ、選んだのは、坂口安吾の『堕落論・日本文化私観』(岩波文庫)※タイトルの評論以外もオススメ。とシモーヌ・ヴェイユ『重力と恩寵』(ちくま文庫)

小説ちゃうんかい。という声が聞こえてきそうだが、うーん、「大切な二冊」と言われてしまうとこうなる。ご興味を持った方はぜひお手に取っていただきたい。

★お知らせ

ちなみに、11月からブックファースト阪急西宮ガーデンズ店さんでは、私の選書フェアをしていただける。ありがたい。来てね。

松永K三蔵

「リンネル」11月号で『バリ山行』をご紹介いただきました。インタビューも。

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“ふわっとやさしい暮らし&おしゃれマガジン!”という「リンネル」さんだが、大丈夫か?私などを載せて。

ヤマケイさんもアレだけど、「リンネル」さんも結構責めてる。いや、ほんとありがたい。

取材していただいた方がとても熱心に読んでいただき、そのまま熱い記事にしていただいている。

ありがたいです。ほんと。

こういうファッション誌を普段あまり買うことはないが、読んでみるとこれがなかなかたのしい。

記事はスマホで読むなんて人も、たまに雑誌買うのもいいですよ。やはり紙で読むのはストレスが少ないのか、楽ですね。落ち着いて読めます。

まぁ私などはおしゃれとは程遠い生活をしていて、↑このセットアップというのか、ジャケとパンツも、あの、あれだUNIQLOの感動シリーズだ。ちなみに受賞会見もそれだ。

そんな私が書いたのだけれど、おしゃれな女子にも届け『バリ山行』。

ということでよろしくお願いします。

松永K三蔵

036『山と渓谷10月号』“今月の人”に取り上げていただきました。+“今月の本棚”に小阪健一郎さんによる『バリ山行』の書評もあり!(日乗×お知らせ)

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ええんか? ほんまにええんか?

という戸惑いは正直あった。『山と渓谷』と言えば登山界の専門誌だ。出てくる人は世界的な登山家だ。山野井妙子さんや、角幡唯介さん‥‥‥。とにかく凄い。

そんな素晴らしい山岳専門誌に私のような、ひとり、ちょろちょろと低山を我流で歩いていただけの輩が出ていいものだろうか。

小説は書いた。山の小説。芥川賞もいただいた。が、それは文学界の話。山岳界とはまた別だ。

本格的に山をされている方に、私の山の小説はどう読まれるのだろう。山の描写や山行の様子‥‥‥。不安はあった。「まぁまぁよく書けてるよ、素人にしては」そうお目溢ししてくれれば御の字だと思っていた。

ところが不思議なこともあるもので、山の“ガチ勢”でもあるヤマケイの編集部の方からご感想をいただいた。薮山の描写、登山者の心理も含め、大変に熱いご感想だった。それが今回の記事、インタビューに繋がっているわけだが、私は嬉しさよりも安堵。そしてやはり不思議に思った。

私がひとり彷徨い歩いていた山も、いつか上級者がのぼる高山にまで繋がっていたのだろうか。いや、でも低山や高山、そんなものも我々人間の勝手な分類で、本来、道と同じく、「そんなものはない」のだ。名前すらもない。そこにただ、山があるだけ、なのだ。

めちゃくちゃ山やってる風に写ってる「初心者」

ヤマケイの編集部の方々と六甲山を歩きながら、いろいろとお話しさせていただいた。とても楽しい山行だった。山の話はもちろん、文学の話も聞いていただいた。好き放題喋り散らかしたが、ライターさん、編集者さんが素晴らしい記事に仕上げてくれた。本当に感謝。是非読んで欲しい。

そして写真には、作中で登場する、まさに「アレ」が写っている。うん、アレだ。マステも出てくるけど、アレだ!それは買って見てね。

更に更に、「今月の本棚」では辺境クライマーのリアル妻鹿さんみたいなけんじりさんこと小阪健一郎さんが「バリ山行」の書評を寄せてくださっている。激アツの記事だ。

私は爆笑してしまった!

ヤマケイさん、本当にありがとうございます。

ちなみに私の記事はさておき、今月号は特に「買い」だ。登山アプリや、今更聞けない読図のまとめ、そして登山者永遠のテーマ、レイヤー特集など、めちゃくちゃ良い内容!是非、本屋さんで。

最後に

今回、K2で事故に遭われた平出和也さん、中島健郎さんのお二人に、心よりお悔やみ申し上げます。そしてお二人の素晴らしい実績とそのお仕事に敬意とともに感謝をお伝えしたいと思います。

松永K三蔵

毎日新聞8/26夕刊にインタビュー「信じられる」何かを求めて を掲載していただきました。

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とても楽しかったインタビュー。記者の方が聞き上手。調子に乗っていろいろと話してしまった。

このインタビューは文學界8月号に掲載していただいたエッセイ「押せども、ひけども、うごかぬ扉」に続くインタビュー。

(ひとり山に入り、ルートを外れ)「社会的な肩書きや付加的なものが外れ、自分とは何かを問い直していく。『何者でもない自分』と世界の関係性というテーマは今後も追い続けたい」

『群像』9月号に「松永K三蔵への15の問い」(インタビュー)を掲載いただきました。

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これは新人賞で同期の石沢麻依さんもされていた企画だけれど、すると比較対象が石沢さんってことになると結構辛いものがあるが、私はうまく答えられただろうか。15も問いかけていただき、ありがとうございます。

スカした顔をしているが、私はもっと緩い人間だ。

その石沢麻依さんの寄稿や、同じ大学出身の井戸川射子さんの創作。

今月も充実の内容の群像。

みなさん、どうぞよろしくお願いします!

松永K三蔵