『文學界』9月号に芥川賞受賞記念エッセイ「妹よ」を掲載していただきました。そして……

posted in: お知らせ | 0

なんだ? このタイトル。まぁアレだ。ほぼほぼ私の妹に宛てた個人的な文章をエッセイとして載せていただいた。

1933年創刊。歴史ある文芸誌だ。そんなことが許されるのか。いや、許してもらおう。芥川賞記念だから、私の敬愛する菊池寛先生も「仕方ないなぁ」と許してくれるだろう。

そう、タイミング良いのか悪いのか、芥川賞選考会の三日後が私の妹の結婚式だったのだ。

↓これをBGMに読んでください。

https://m.youtube.com/watch?v=eFJeJhKBxis

南こうせつ 「妹」

そして! なんと、吉田大助さんが、私について作家論を寄せてくださっております。感謝。ありがたいお言葉の数々、終始恐縮しっぱなしでした。とても面白い内容! こちらも是非。

033『新潮』8月号と『文學界』8月号にエッセイを掲載していただきました。(お知らせ×日乗)

posted in: お知らせ, 日乗 | 0

「新潮」と「文學界」、同時にエッセイを掲載していただいた。(7/5発売)

お話をいただき、同じ月の号になった。両誌ともに初登場エッセイ。

初登場なので、私の文学マニュフェストとも言うべき内容のエッセイで、それは互いにリンクしている。

寺院の門に据えられた阿吽の仁王像のように一対になっていて、両方とも読んでいただければオモロさ倍、いや三倍だ。そんなオモロイエッセイとなっている。

まずは『新潮』

『新潮』8月号 私は道になりたい

「私は道になりたい」 ん? もしかして、コレってアレか? アレなのか? 勘のいい人は気づいただろうか。どうだろう。それは誌面で確かめてくれ。こちらには私の心の師である、坂口安吾、シモーヌ・ヴェイユの御両名にご登場いただいた。

それから『文學界』

『文學界』8月号 押せども、ひけども、うごかぬ扉

このタイトル。好きな人なら、すぐにその出典を言いあてるだろう。そう、太宰治だ。日本文学界のスーパースター。けれど、正面切って好きだとか、影響受けたとかは何故か言いにくい。そんなビートルズ的な存在だ。メジャー過ぎて、迂闊に手を出しにくいのだ。でもやっぱり偉大。天才。そんな太宰をフューチャーして書いた。

オモロイエッセイなので、皆さんどうぞ、書店で買って読んでみてくださいね。

そして『バリ山行』の単行本が出る。

それで三点。三点支持だ(山)。三蔵、三点セット、全て読んでオモロさ九倍だ。

ということで、単行本もよろしくお願いします。「群像」掲載版よりブラッシュアップされ、文章のキレが格段に増しております。表紙も奥深くて鉱石のように美しい装丁の本ですよ。

松永K三蔵

『文學界』8月号の新人小説月評に「カメオ」を取り上げて頂きました。

posted in: お知らせ | 0

画像はAmazonさんから

例によって著作権とかあるから全文は載せられないので、皆さん買ってください。誠に不本意ながら一部分だけ抜粋します。(良いとこ取りします)

“通り雨、交わす言葉、犬を抱えて駆け上がる階段の足音まで聞こえてきそうな聴覚効果が目と耳に楽しく、犬も人も覗き穴も草原も、描写されるものの輪郭が鮮やかに盛り上がる。楽しい”(鳥澤氏)

“カメオという名前の犬がなんかよくわかんないけどデカくなっていくところの妙〜なキモさは秀逸”(綾門氏)

別に意味は無かったんだけど、はじめて「高見順」に気づいて貰えて嬉しかったです。鳥澤さん。※あれは石川淳と混ぜたんです。