XDマガジンにインタビュー記事を掲載していただきました!

テーマは「掘る」。
小説を書くことは自己を掘り下げること。

ただひとり、掘り下げて掘り下げていくこと。
それは光のささない洞穴であろうか。

いや、掘ったその先には、ひらかれているはずだ。

我々は球体の上に生きているから。

やるならとことん。突き抜けるまで。
XDマガジン、めちゃくちゃ高品質なので是非お手にとってみてください。
松永K三蔵
XDマガジンにインタビュー記事を掲載していただきました!

テーマは「掘る」。
小説を書くことは自己を掘り下げること。

ただひとり、掘り下げて掘り下げていくこと。
それは光のささない洞穴であろうか。

いや、掘ったその先には、ひらかれているはずだ。

我々は球体の上に生きているから。

やるならとことん。突き抜けるまで。
XDマガジン、めちゃくちゃ高品質なので是非お手にとってみてください。
松永K三蔵
エルマガジンと言えば関西人におなじみの雑誌て、その誌面づくりはとてもセンスに溢れている。さりげなく持っているとオシャレだ。
特に私は「MEETS」が好きで、内容の充実はもちろん、とにかく誌面のデザインがずっと保存しておきたくなる格好良さだ。
そして今回のMOOK
書き下ろしスペシャルエッセイ「六甲山、修験ルートを歩く」を書かせていただいた。

https://www.lmagazine.jp/mook/MOOK6190878/
素敵な写真の表紙にも私が登場。ありがたいような、もうしわけないような。
もちろん内容もデザインもとてもいい。


内容充実。

そして巻頭には私のエッセイ。

……ちょっとこの撮影日の前日まで寝込んでいて、顔が内田百間みたいになっている。

それはさておき、このエッセイ、テーマは「開運」でもスピリチュアルに偏らず、霊場や磐座で感じる何か、にスポットをあて。ならばということで私はかねてから興味のあった六甲山の修験ルートを辿ることにした。そこで感じたこと、考えたこと、それをそのまま文章にしようと思った。

つまりどうなるかわからないルポ風のエッセイ。
半日かけて山道を歩く。23キロ。
いろいろ考えることができて、また書くことができた。私にとってもとても思いれのあるエッセイとなった。

読んでみてください。
松永K三蔵
集英社の文芸誌「すばる」の日日是好日はご存知だろうか?
あれおもしろい。書き手の撮った写真とともにエッセイが載る。3回シリーズのフォトエッセイなのだが、写真とエッセイがなんかいつもいい。

そんな「日日是好日」に私のフォトエッセイを載せていただいた!嬉しい!
3回シリーズ。第一回は、ズバリ「山」。

『バリ山行』でも出てきた神戸市東灘区にある西山谷に久しぶりに行って書いた。三年振りだろうか、、、。小説を書いていた時、やはり西山谷に来ていたが、その比較をそのままに書こうと思った。
もちろん写真は西山谷の写真。
なんだかアウトドア雑誌みたいになった。
あと、山で妻鹿さんのカップ麺残り汁おじやをやった。その写真もある。

どういうことで、読んでみてください。
松永K三蔵
もう年末。年末と言えば格闘技だが、私も格闘技は滅法好きで、もっぱらボクシング贔屓だが、もちろんヴァーリトゥード、総合格闘も大好きだ。
そんな総合格闘技みたいなのがこのダ・ヴィンチのBOOK OF THE YEARじゃないのか?オールジャンル横断の。2001年からってなかなか歴史がある。
作品を出す以上は比較されるのは仕方ないけれど、例えば純文学は純文学と「月評」などで比較される。しかしまさかエンタメやミステリ、SFとやりあうことになるのは、なかなか「タフ」な状況だ。エンタメの人たちってバケモンみたいな筆力でガシガシ書くイメージがあってスゴい。

とにかくランキング入れてもらえただけでもほんとありがたい。

こうやって読書を、本を盛り上げてくれるのは、書き手としても読者としてもほんとありがたい。「ダ・ヴィンチ」さん、ありがとうございます。最近いろいろお世話になっております。
私の『バリ山行』のランキングは誌面で確認してほしいのだが、注目作家としてインタビューを掲載していただいた。こちらも皆さん読んでみてほしい。

もうすぐ、『カメオ』(12/12頃発売)もでます!
皆さんどうぞよろしくお願いします!
松永K三蔵
小さい頃から育った街、そして今も暮らす街、「たのしみや、にしのみや」、そんな西宮市から文化芸術特別賞をいただいた。
小さい頃の私がそんな「未来」を聞いたら信じないだろう。私は走るのと絵を描くのが好きな、本など読まない子どもだった。
中2病の時にドストエフスキーを注射され、悪化したまま大人になった。好きな本を読み、書きたいことを書いてきた。それだけだ。文化芸術特別賞なんて柄じゃないが、大好きな街、西宮がそう言ってくれるのだからありがたい。

それから記念にいただいた西宮のマスコットの「みやたん」ぬいぐるみ。

この「みやたん」、すごく手触りがよい上質な「みやたん」だ。

そんな西宮市は来年市制100年!
いろいろイベントもある。私も少し参加させていただく予定です!
西宮のみなさん、どうぞよろしくお願いします!
松永K三蔵
茨城に帰った。私の〝郷里〟である。
ペンネーム「三蔵」は私の母の父、つまり私の祖父の名前で、私は今、その名前を受け継いで、(二代目)三蔵として生きている。母の、そして祖父三蔵の郷里は茨城であるから、するとやはり私の郷里は茨城なのだ。
私の創作人生の中で節目となる芥川賞受賞を機に帰郷するのは必然だが、忙しさにかまけてモタモタしていると、茨城県が、特別功労賞の表彰をしてくれるという。そしてなんと、私に「いばらき大使」を委嘱したいと言ってくれた。なんというありがたいお話だろう。

茨城県。県知事。時代が時代なら、水戸藩だ、藩主から播磨国の浪人風情の私に免状をくれるというのだから俄然、胸が高鳴る。馬ではないが、新幹線に乗って常陸の国に向かう。祖父や、母への恩返しにもなるというものだ。
日立の祖父の家を守ってくれている叔父と叔母がわざわざ水戸駅まで迎えに来てくれて県庁まで連れて行ってくれた。
まずは「いばらき大使」の任命式。知事室に案内される。大井川知事はまさにリーダーという感じで、爽やかでありながら風格があった。
知事と少し歓談させていただき、パリ五輪、フェンシング団体金メダリストの永野選手とともにいばらき大使を任命される。(控室では私はミーハー根性丸出しで、永野選手にねだって金メダルを触らせてもらった。優しい永野選手は私の首に金メダルをかけてくれた。これがすごく重い! 大変貴重な経験をさせていただいた)

そして県の表彰式。県に功績のあった多くの方と一緒に表彰を受ける。記念写真。茨城県に「三蔵」の名前が刻まれたのだ。

その後、祝賀会をしていただいた。

その足で、関西から遠くはなれた水戸の地でありながら私の『バリ山行』を、いつも売り上げ上位に押し上げてくれていた「丸善 水戸京成店」さんにお伺いした。

入り口のいい場所に『バリ山行』を置いていただいている。店長さんもとてもこころよくお迎えいただき、また百貨店の店長さま、宣伝の統括の方も呼んでくれた。感謝。
そしてお土産に上等な「干し芋」までいただいた。幼いころ、私もよくこれを齧った。ストーブの上で炙って、柔らかくして食べるのだ。
(あまりなじみのない妻が口にして、その美味に驚いていた。しかもヘルシー)
翌日、私は祖父のお墓を訪ねた。ついに訪ねた。
私は生来楽天家で、しかも忘れっぽく、恨みも含めて忘れてしまう。その時々を楽しんで暢気に生きているので、苦しいことがあったとしてもすぐに忘れてしまう。
なので苦節云々ということは正直言えないのだが、祖父のお墓の前に立って、フッと息を吐くように肩の力が抜けて思った。さすがに長かった。
二十五年以上。中学の時、母に文学というものを与えられ、〝何か〟を書き始め、母が亡くなった時、その墓前に小説家になることを誓った。それから二十五年以上。やはり長かった。祖父の墓の前に立ちそのことが思い返された。思えば小説を志したが故に追い詰められ、苦しんだこともあったけれど、小説があったからそこ、向かう場所はひとつ、強く明るく生きていけた。母が愛した祖父の名を受け継いで、今、それを名乗り、私は、私の本名でなく「三蔵」として認知されている。祖父は喜んでくれているだろうか。
お墓の前に芥川賞正賞の懐中時計を置く。日立の街の高台に祖父の墓所はある。この街を書こうと思った。いつか書かねばならないと思った。
それから日立の叔父の家の近く、館内の飾りつけ用にと、色紙を持って、南部図書館にもお邪魔した。
『バリ山行』は貸し出し中だと言うが、入り口近くに宣伝のPOPを大きく飾っていただいている。名乗ると、司書の方たちが大歓迎してくれた。幸い平日でそれほど混んでいなかったので良かった。

南部図書館にはマスコットがいる。芝生のような鮮やかなグリーンのクジラだ。「くじらちゃん」と言うらしい。潔いほどそのままだ。
私も多くの本を図書館で借りて読んできた。母から渡されたドストの『罪と罰』もやはり図書館で借りたものだ。図書館には感謝しかない。
本は売れてほしいが、それよりも私はひとりでも多くの人に私の作品に触れてもらいたい。(読んで買ってくれるかもしれないし……)

この表彰状は叔父にお願いして叔父の家に置いておいてもらうことにした。祖父の写真とともに。
私の茨城への里帰り。ここで私の文学の旅の区切りは、ひとつついた。またここからは新しい旅だ。
ところで、この県庁訪問が決まってからずっと気になっていたことがあった。茨城県の県章のこれ。

このぐるぐるの県章。アイツに似てる。ポケモンの、名前はわからんが、いた。調べた。
そうコイツ。ニョロゾとか言うらしい。おたまポケモンらしい。

茨城県の県章を見るたび思い出すのだ。私だけだろうか。
松永K三蔵
いや実は、この仕事、一度断ったというか、編集部に確認した。「本当に私でいいんですか?」
“角幡唯介”といえば高名な探検家だ。北極圏を歩いたり、チベットの未踏の谷間に挑んだりそんな人の新刊の書評に相応しい人はもっといる。服部文祥さんとか、荻田泰永さんとか……。あ、もしかして勘違いしているのだろうか?
一丁前に「山と渓谷」とかに登場して、めちゃくちゃ登ってる感を出してしまったから。純文山岳小説と銘打った、芥川賞受賞作『バリ山行』を書いた松永は、アマチュアながらも、相当な登山家だと。
違う。私はちょろちょろっと自宅近くの六甲山を彷徨っていたに過ぎない。それも5年くらい前から。つまり素人だ。
ええんか? ええのんか? と「波」の編集部さまに確認したが、素人目線でかめへんと言う。ほんなら、全編、「すげー、すげー、すげー」で終わっても知らんで、ほんまに。と思いながらゲラを送っていただいた。いや、内心はすごく、すごく読みたかった。この地図なし登山、しかも人里離れた羆がうろつく日高山脈。狂気の沙汰の山行記。めちゃめちゃオモロそうだ……。

いやほんと、素晴らしかった。奇しくも、『バリ山行』の覚醒後の波多とかなり近い感慨を書かれてある箇所があった。もちろん角幡さんのそれはもっと、もっと、何重も深淵なところからのものだけれども、私とてもその上澄を少しばかり感じられていたのかと思い、嬉しかった。
と言うことで『波』は、な、なんと、100円で買えるのだ。 そして、『地図なき山――日高山脈49日漂泊行』を買って読んでください。
書評、webで読めます!
https://www.shinchosha.co.jp/book/350232/#b_review_item_202412_03
松永K三蔵
本屋特集もめちゃいい!北極男・荻田さんの冒険研究所書店も!
アウトドア✖︎本好きにオススメ

焚き火と本。ぴったりですね。

私がセレセクトさせていただいたのは……誌面で確認してください。
お隣のページには熊文学の直木賞作家 河崎秋子さん!

松永K三蔵
これまでトークイベントはさせていただいたが、「文学講座」、つまり講演のようなものははじめてだ。……どうなることやら。しかも歴史ある「神戸文学館」だ。

場所はお馴染み「王子動物園」の隣だ。関西人なら一度は行ったことがあるだろう。もしかしたら王子動物園から「なんや、あれ?」と思ったかも知れないレンガ造りの古い建物。――それが神戸文学館だ。
文学講座をさせてくれるのは、私が芥川賞をもらったからだが、別に芥川賞をとったからと言って、小説を創るのが多少うまいというだけで、何も文学の知識、教養が担保されるわけでない。前も何かで書いたが、小説家が知的エリートであり得たのは昭和初期の時代までだろうと私は思っている。
だから芥川賞もらっても、それでいきなり文学の講座ができるというわけではない。目眩しに立派な髭でもつければ多少違うだろうか……。

一応私も、文学部の日本文学科を出ているので研究はしたが、自分の興味ある小説家の講義以外はあまり聞いていなかった。院に進んで専門的に研究したわけでなく、また大学で講義しているわけでも、もちろんない。
つまり講師としては素人なわけだけれど……、まぁ実作者として、また文学好きとして、多少はお話できることはあるかも知れない。
幸い、――なのかはわからないが、私は結構お喋りだ。小説家というと寡黙で、慎重に言葉を択びながら訥々と喋るというイメージがあるのかも知れないが、長く営業マンだった性か、私は編集部を訪ねても、書店を訪ねても、とにかくよく喋る。中には面食らう人もいて「……なんか、すごい営業力ですね」とタジタジになっていた書店員さんもおられた。
とにかく喋るのは好きなので、昔は嫌がる友人を捉まえて無理矢理、私の文学談義を聞かせていたが、今はこうして場所をとって私の文学談義を聞いてくれるというのだからありがたい。断っておくが、偏りのある、デタラメな文学講座かも知れないが、大いに語ろうと思う。

タイトルにもある「なぜ人は物語るのか?」つまり、なぜ創作するのか、あるいは伝えるのか。それを求めるのか。そんな本質的な話だ。それは小説って、文学ってなに?ってところまで当然掘り下げる。もちろんそれに正解はない。でも私なりの考えはある。そしてそれはひとりひとり考える問題なのだと思う。
この文学講義が皆さんのそんなきっかけになればと思う。
ということで皆さん奮って参加お申し込みください。ってこの記事を書いている途中に「満席」になった。
どうもありがとうございます。
「いやー聞きたかったなぁ、お前のデタラメ文学談義」なんて方は、また私のこのサイトとか、XとかInstagramを見ていて欲しい。まだ告知はできないけれど、またお話しする機会はあるのだ。
↓(2024.11.28更新)
関西学院大学 岸田奈美さんとのトークイベントやります! 12/18水曜日 13:20〜 平日だが入場無料! よろしくお願いします!
松永K三蔵

読売新聞「ランチアンドスイーツ」のコーナーで取材いただいた記者さんに実はインタビューもしていただいた。ありがたい。
この写真がなかなかいい笑。自分の本を読んで笑っている。
なんと記事がWEBで読める!
どうぞこちらへ
https://www.yomiuri.co.jp/culture/book/interviews/20241126-OYT1T50087/
松永K三蔵