057 5/1 BSテレ東 「あの本、読みました?」名著に山あり 出演させていただきました!(5/15までTver配信あり)

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ありがとうございます! ということで、皆さんご存知「あの本、読みました?」に出演させていただいた。名著に山あり、という山の小説特集。

お家でみんなで見た。少し恥ずかしい。

この日も、もちろん「オモロイ純文運動」Tシャツだが、今回はちょっと山っぽい格好にした。

鈴木保奈美さん。我々世代は、みんな鈴木保奈美さんのドラマを観ていた。

感慨深い。

林プロデューサー。会社員、組織人としてとても深く読み込んでくれていて、ありがたかった。感謝。

オススメの一冊ということで、私が『バリ山行』を書くきっかけにもなった新田次郎の『孤高の人』を紹介させていただいた。地元神戸、六甲山が舞台。伝説の登山家 加藤文太郎の小説だ。

私はこの本を、義母から勧められ、山に登りはじめた。まだ登山というものが富裕層のあそびで、グループで登ることが当たり前の時代に、一介の会社員であった文太郎は、ひとり試行錯誤しなが道具や補給食を工夫して山に登った。単独行で。当然に異端視され、排斥もされた。でも登った。

そう、作中でも名前が出てくるご、妻鹿さんは加藤文太郎のオマージュだ。娯楽小説なので楽しんで読めます。『孤高の人』オススメです。ちなみに漫画『孤高の人』もすごくオススメです。(大人の事情か、登場人物の登場の仕方に無理があるが)それを補って余りある作品です。

ということで、見逃し配信「Tver」は5/15にまでです。よろしくお願いします!

https://tver.jp/series/srlav4h3bc

松永K三蔵

054 『街録ch』に出させていただきました。

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超人気YouTubeチャンネル『街録ch』に出させていただきました。

いやー、この番組、私のまわりでもかなり人気で、もちろん私もチャンネル登録してちょこちょこ観ている。そしてよく人から勧められる。「見てみ」と。

出演の話があって、私でいいのか?と思ったが、創作系の方もいろいろ出ておられる。

「街録ch」に出られる人たちの中では、私は割と普通の人生なので、箸休め的にちょうど良いだろう。

とにかくまさか自分が「街録」に!ありがたい。

小説家はまだ少ないんじゃなかろうか。前に赤松利市さんが出ておられたが、あの方はなかなか凄まじい経歴だ。

インタビューアーの三谷さんにうまく質問していただき、とても楽しかった。内容的には世間ではあまり知られていない純文学事情だろうか。

私の回はほんと、過激さはゼロなので皆さん安心して見てください。

👇コチラ

https://youtu.be/81gijLizcbo?si=jTwTZdwytH6w25g9

松永K三蔵

056 神戸新聞〈随想〉完結。ありがとうございました。

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今年一月から担当させていただいた神戸新聞 夕刊に載る〈随想〉。2025年の1月から4月までのワンクール。同じく連載メンバーと交代しながら書き継いで行く。全部で7回。 

執筆者としてお話しをいただいて、すぐだったので、ストックはなかったが、内容は「完全おまかせ」ということなので、好き放題書かせていただいた。

1979年からの伝統があり、かつては瀬戸内寂聴さんや松下幸之助さんも書かれていたというからすごい。小説家はもちろん、大学教授、俳優、経済人など、いろんな方が執筆人に加わるのでおもしろい。

私の書かせていただいたのは全7回。

①震災の記憶、想像する力

②ヘビのように慧く、犬のように素直に

③ルートがわからない

④言葉で伝えること

⑤友だちは少なくてもいい

⑥貴社益々ご清栄のこと

⑦ちょっと違ってしまった人へ

ネットの神戸新聞NEXTで読んでいただける。

無料の会員登録で誰でも読める。リンクはこちら

https://searching.kobe-np.co.jp/?id=20755&cs=utf8&ord=t&kw=松永K三蔵

ということで神戸新聞の皆さん、購読者の皆さん、お付き合いいただき、ありがとうございました。

松永K三蔵

055【祝】妻鹿さん、渡韓する。『バリ山行』韓国版発売。日乗×お知らせ

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안녕하세요(こんにちは!)ということで『バリ山行』韓国版が発売となった。큰 감사(大感謝)

海外、つまり世界進出だ。オモロイ純文運動も世界展開だ。「OMOROI」が辞書に載るのもそう遠くないかも知れない。

で、これが韓国版の装丁。少しくすんだ色合いで外文っぽい。いい絵ですね。写真ではわかりにくいが、箔押し、というのかルートみたいな赤い線は光る仕上げ。

私はハングルは読めないが、横書きなんだ、と新鮮だった。

そして面白いのがこの韓国版の販売サイト。販促のイラストをつくってくれているのだが、なかなかぶっ飛んでいる。

木が笑顔で喋ってる。

ま、それはいいだろう。表現だ。しかしなんか毛虫?的なやつも集合場所に来て参加している。私はそんなキャラは書いていない(大汗)

ま、でもほんわかして面白いからいいだろう。と思いながら、しかしホンワカした話だと思った韓国の人たちが面食らわないかとちょっと心配。

韓国はお隣だけれどまだ行ったことないので行ってみたい。それから初版限定で、内表紙にイラストを書き下ろした。Google翻訳だが、「登山最高!」と書いてみた。

감사합니다.(よろしくお願いします!)

松永K三蔵

053 4/1 茨城県日立市「ふるさと日立大使」を拝命いたしました!

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嬉しいです。今年度より日立市の「ふるさと日立大使」を拝命いたしました。

大変光栄なことであり、しっかり日立市の魅力を発信していきたいと思います。

新たに一緒に就任したのは本間さん。かっこいいですね。

https://www.city.hitachi.lg.jp/citypromotion/hitachi_donnamachi/1004647/1016225.html

そうそう。この「ふるさと日立大使」なんだか皆さんビジュアルいいんですよ。もちろん宣材写真で、ベストショットでしょうけど。

もしかしてビジュアルで採用してるなんてことは……。まさか。

まさか……。

……

(茨城名産の干し芋を食べる)

ないか。

ないわ。なかったわ。皆さん安心してください。ちゃんと公正に選ばれてるわ。

ということで三年の任期ですが、精一杯がんばります!

松永K三蔵

052 関西学院ブランドサイト『Mastery for Service』にインタビューを載せていただきました。愚かなる奇妙な半生。

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関西学院(かんせいがくいん)には「Mastery for Service」というスクールモットーがある。それぞれの学校にはあると思うのだが、その浸透はどのくらいだろうか。正直、他校のことはわからないが、関学の学生への浸透率はかなりのものだろう。たびたび歌うことになる校歌の歌詞にもあるからか、知らぬ学生はいないだろう。

「Mastery for Service」直訳すれば「奉仕への熟達」。ま、そもそも奉仕ってなんだろう。なんて、それは含蓄のある言葉だ。

ついに関学、最近そのブランドサイトを作った。

サイトでは同窓生が、そんなスクールモットーへのそれぞれの想いを答えている。

私もタイミングよくお声がけいただいた。ありがとうございます。

https://mfs.kwansei.ac.jp/message/ms105/

在学の頃から卒業、そして現在に至るまでの半生もインタビューしていただいた。めちゃくちゃな半生だ。

まず私は小説のことしか考えておらず、それに合わせて就職も、仕事も考えていたので、当然におかしくなる。

案の定、内定はなく、進路は「不明」のまま卒業。その後、大学学生課からたまに問い合わせの封書が来たが、毎回それに回答しなかった。

そろそろいいだろうか。

そう思ってみたが、どうだろう。芥川賞をいただいて、ついに依頼が捌ききれず、このままでは勤め先に迷惑がかかる。その時点ではまだバレてなかったが、もういい加減バレる。そうなればもうめちゃくちゃになりそうだ。そんなことで職場にはバレないまま私は退職した。(奇跡 受賞せて半年間バレなかった)

インタビューを読んでもらえればわかるが、散々失職の危機を乗り越えて、やっと「小説家」と呼ばれるようになって、しかし結局、失職することになるとは皮肉なものだ。となると、あ、やっぱり回答できなくないか? 小説家なんてものは職業というよりは、なんというか看板みたいなもので、別に資格があるわけでなし、誰でも勝手に名乗れるわけだ。

考えてみれば私は無職だ。小説を書いたり、何か文章、あるいはお話をさせてもらってお金をいただく。それで果たしてどうなるのだろう。わからん。ま、私も氷河期をサバイブしてきたので、なかなかタフではある。なんとかなるだろう。

それでインタビューで、略歴を求められ、考えた。他の人のを見た。やはり華々しい経歴の方が多い。「−−2025年より現職」なんて社会的に立派なお立場だ。落伍者の私はどうしても真似できない。なんだかすごい。ならば私ような無職が紛れ込んでいた方が学生も安心するだろう。ロクでもない奴もいた方が豊かだ。

なので「無職」で出した。無職で卒業し、また無職て還ってくるというのは収まりがいい。(ブランドサイトだから一応お伺いしたがOKがでた)現代のシン戯作派を自認する私としては、とにかく読む人が楽しんでもらうのが一番。

松永K三蔵

051 3/31 読売新聞 夕刊「ひらづみ!」書評 勅使川原真衣さん『働くということ「能力主義を超えて」』

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三回目の読売新聞夕刊書評は勅使川原真衣さんの『働くということ』だ。実はこの本、“働く”ということで、前々から気になっていた。

それがとある出版社の代表の方を通じて、勅使川原さんの講演(女性の為の講演で男は私だけだった)を聴く機会があって、また直接お話しを聴くこともできた。

「能力主義」。つまりこれは組織に基準を強いられた「能力」だ。その基準。ところがこの基準は、意外にも曖昧なのだ。「デキる奴」がひとり歩きしている。もちろん仕事のバリエーション、そこで求められる能力もバラバラだ。そしてそのマネージメントは驚くほど雑なことが多い。

そういう問題点を踏まえ、それを超える組織開発。勅使川原さんはそれをやっているという。すごい。「抵抗とか反発とかないですか?」「あります」やはりあるのだ。かく言う私もそんな「能力主義」にどっぷり浸かったオジサンだ。会社員時代に勅使川原さんがコンサルに来たら、たぶん(とりあえず)反発しただろう……。

でも本当にそれでいいのか? 自分の経験則がそんなに大事か? 本当にそのままでいいのか? ベテランこそ本書を読んで問い直して欲しい。

松永K三蔵

050 3月29日.尼崎市立中央図書館で講演をさせていただきました。「オモロイ純文運動」などなど(日乗×お知らせ)※WEB記事読めます。

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ありがたい。ありがたかった。図書館の皆さんが本当に丹精込めてご準備くださったのが本当に身に染みた。会場もすてきな飾りで本当にすばらしかった。

そしてまた、ありがたかったがのが来てくださった会場の皆さん。申し込み受付初日の昼に満席になったとか。急遽追加の席を増やして70名以上の方が、皆さん熱心に聴いてくださった。

ご年配の方から若い方、女性の方、男性の方、ちょうど同じくらいのバランスだったのではなかろうか。

気楽、というと怒られるが、ホームタウンの関西、そして懐かしの尼崎なので気持ち的にリラックスできる。関西に来て最初に住んだのは尼崎。そこから西宮市だ。

それから私は大学を卒業して仕事で再び尼崎に戻ってくる。それから10年余り、尼崎で働いた。そんなご縁のある尼崎。

純文学について熱く語る。

基本的には大学生の頃に、仲の良い(心優しい)友達を捕まえて無理矢理に聴いてもらっていた内容と変わらない(あまり進歩なし)

それがこうして皆さんが聴きに来ていただけるのだからありがたいことです。

ケーブルテレビさんや朝日新聞さんも取材に来てくれた。感謝。

WEB記事はコチラ

https://www.msn.com/ja-jp/society-culture-and-history/books-and-literature/オモロイ純文学って何やねん-芥川賞作家-松永k三蔵さんが講演/ar-AA1BV4ed

そして最後に、少し次作のこと。そう、次作の舞台はまさに「尼崎」です。めちゃくちゃオモロく書いてます。乞うご期待。

仏像みたいなポーズでやっとります。

松永K三蔵

049 3/3 読売新聞夕刊 書評コーナー「ひらづみ!」2回目を書かせていただきました。『自分とか、ないから。 教養としての東洋哲学』

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読売新聞の夕刊 書評「ひらづみ!」の2回目。紹介させていただいたのはしんめいPさんの『自分とか、ないから。 教養としての東洋哲学』。

見よ!このすこぶる偏ったチャートを。ハードルは低く。底は浅く。そして間口は目一杯広く。

おもろい! 私も東洋哲学、東洋思想が好きなのだけれど、とてもおもしろく、わかりやすく、発見もあった。

流行りとかそういうことはあまり興味がないのだが、東洋思想はこれからもっと見直されると思う。

とにかくここで紹介されている“哲人”は、まぁ、あれだ「東洋哲学アベンジャーズ」だ。ボスは仏陀で、エースはやっぱり龍樹だろうか。空海でも若手ホープ。老子は相談役ポジションで、親鸞はトリッキーな術者。パワータイプはダルマにしておこう。

そんな妄想もたのしくなる本でした!

みなさん、是非読んでみてね!

松永K三蔵

048茨城県日立市役所 表敬訪問

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2/20 茨城県日立市に表敬訪問させていただいた。12時前の日立の駅。

なるほど、兵庫県を朝早く出れば午前中に日立にたどり着くのか。

ガラス張りの建物が見える。あれが建築家、妹島和世さんが設計されたという有名な駅舎。

太平洋を建物に取り込んだような設計。

駅からは日立市南部図書館スタッフにご案内いただき市役所に向かう。途中、日立かみね公園の高台に建つ吉田正記念館の敷地から、海を見ながら、久慈浜の「にぎり丸」さんのおにぎりと惣菜をいただく。これが抜群に美味かった。

市役所ではたくさんの職員の皆さまの温かい歓迎に、思わず熱いものが込み上げる……。

横断幕までご用意いただいて……涙。

小川春樹市長と固い握手。

そのあと少しお話しさせていただき、お茶とともに日立市の甘味をいただく。

市長、ふざけた格好ですみません……。

メダルじゃないが、芥川賞の正賞の懐中時計を見ていただいた。

この日はマスコミの方も取材に来ていただいていて、少しインタビューも。

再び吉田正記念館に移り、市の広報戦略課の方と打ち合わせ。ここのカフェテリア最高。

名物のホットサンド。めちゃくちゃうまかった。見よ! キャベツ高騰時代に、このぎっしりキャベツ。

市立南部図書館に松永K三蔵コーナーを作っていただいていた。感謝。

お世話になったスタッフの皆さんと記念撮影。私が抱っこしているのはマスコットの「くじらちゃん」※そのまま「くじらちゃん」

そして夕暮れの、冬の久慈浜を見た。

おかん、三蔵じいちゃん。見てくれとるか?

俺はすっかり関西弁になってもうたけど、戻ってきたで。

松永K三蔵