中編小説「バリ山行」を群像3月号に掲載していただいた。
デビュー作の「カメオ」(群像新人文学賞優秀賞)に続く二作目。所謂、受賞後第一作だが、あれから月日は流れた。もちろんこればかりを書いていたわけではないが、この作品は、山をテーマに長編三本を書いて、混ぜて煮詰めて絞り出して、やっと出来た。ようやく機会が巡ってきて、この度発表。
山の話だが、これはいわゆる山岳小説ではない。お仕事小説だろうか。わからない。が、「なぜ山に登るのか?」という例の問いはちゃんとある。
私がひとりで展開する「オモロイ純文」運動の嚆矢に相応しい作品となった。つまりオモロイのだ。
しかし、せっかくのオモロイ純文も読まれなければ意味が無い。宣伝、宣伝、宣伝。ということでCMを作った。
編集部が噛んでないので非公式だが、自分で作っておいて非公式というのもおかしいので、「自主制作」というのが適当だろうか。
そんなことより原稿を書けと怒られそうだが、これはアプリでかなり簡単に作ることが出来る。風呂に入ってる間にだいたい作られたほど簡単。手がかかったのは、久しぶりにギターを引っ張り出して効果音を入れたことぐらいだ。
ということで、みなさん『群像』を(できれば)本屋さんで買って読んでくださいね。
松永K三蔵