神戸新聞 〈随想〉連載 担当の4回目掲載です。
「言葉で伝えること」

そもそも小説もそうだけれど言葉で伝えることは大切。
日本には以心伝心、空気を読む、慮る、推し量るなんてコミュニケーション文化があって、それは素晴らしい。素晴らしいけれど、たまにそれが過大になって万能だと思ってしまう。
そんなことで「当然にわかってるだろう」で伝わっていないことは意外と多い。
やっぱり、大事なことは言葉で伝えるのがよい。
松永K三蔵
神戸新聞 〈随想〉連載 担当の4回目掲載です。
「言葉で伝えること」
そもそも小説もそうだけれど言葉で伝えることは大切。
日本には以心伝心、空気を読む、慮る、推し量るなんてコミュニケーション文化があって、それは素晴らしい。素晴らしいけれど、たまにそれが過大になって万能だと思ってしまう。
そんなことで「当然にわかってるだろう」で伝わっていないことは意外と多い。
やっぱり、大事なことは言葉で伝えるのがよい。
松永K三蔵
すばる日日是好日の三回目。最終回だ。終わるのが寂しい。三回書かせていただいて、とても楽しかった。私はこのフォトエッセイというものがどうも好きらしい。
今回の私の日日是好日のテーマは「街」。
「山」、「犬」ときて、「街」だ。やっと街に下りてきた。そうしてその「街」は、ずばり尼崎。そう、アマだ。
アマといえば、私の敬愛する車谷長吉先生が放浪時代を過ごした街のひとつでもあるが、私も大学を卒業して以降10年、アマで漂泊していたのかも知れない。
アマよ、尼崎よ。幼少期、それから二十代をアマでまるまま過ごした私の中でそれは望郷とある種の怨嗟と愛情が入り混じっている。離れがたく、しかし愛憎入り混じる肉親のような街。
私はこの街とペンで格闘するつもりだ。
松永K三蔵
随想の三回目を書かせていただきました。
ルートがわからない。人生、目指すところはあってもそのルートはわからない。
就職活動に際して、キャリアプラン、あるいは自分ライフプランなるものを作るように指導された。皆、思い思いに好き放題、いや、適度な慎みとささやかな野心と、有体の希望をもってそれを作成するのである。つまり、25歳くらいに〇〇資格取得やリーダーに昇格や、28歳で結婚、30歳で子ども、家を買う、35歳で……。
それに合わせて仕事を択ぶ、あるいは会社を択ぶなどというものだ。
私も素直にそれをやりながら気づいた。この先どうなるかはもちろん誰にもわからない。しかしただひとつだけ確かなことがある。今、この、自分が作成しているライフプラン。この通りだけは絶対にならない。私はそれを作るのをやめた。
とりあえず自分の目指すもの、それだけを見て、恐れず、ただ真っ直ぐに進もうと思った。ひどい目に遭うこともあるだろうが、妙な小細工はやめようと思った。
松永K三蔵
2025年1月〜4月まで神戸新聞の〈随想〉執筆陣に選んでいただいた。大変光栄。兵庫県、神戸、阪神間を舞台に小説を書いているので、地元紙に書かせていただくけるのはとても嬉しい。
プロフィール写真が粗くて申し訳ない。神戸新聞さんは悪くない。これは私が自分で撮影したデータ。
また都度、Xでアナウンスさせていただきます。
ネットでも↓
https://www.kobe-np.co.jp/rentoku/culture/202501/0018540689.shtml
オモロイ「随想」を書いていきたい。
オモロイ純文運動
松永K三蔵
神戸新聞〈随想〉二回目を書かせていただきました。
巳年なんでヘビのネタ。
そして小説を書くこと、創作の心構えのようなことを書きました。
ネットはこちら↓
https://www.kobe-np.co.jp/rentoku/culture/202501/0018592499.shtml
松永K三蔵
日日是好日、第二回目を書かせていただきました!
一回目のテーマはずばり「山」でした。
二回目は「犬」。
私は犬の小説『カメオ』でデビューした。飼い犬がモデルだ。
今だから白状するが、『カメオ』は半分ネタで書いた。全く期待していなかったが、とりあえず群像に送ったら、それが新人賞に引っかかった。
もしかしたらそういうことが良かったのかも知れない。何事も脱力がキモであるから。
結婚したばかりで、妻は犬を飼うと言い出した。彼女の子どもの頃からの夢だという。私は正直どちらでも良かったが、犬を飼って、私もすっかり犬に夢中になった。そして犬と日々を過ごす中で、いろいろな感慨をもった。そんなことを小説に書こうと思った。だから『カメオ』は犬を飼わなければ書けなかった。つまり私は飼い犬にデビューさせてもらったのだ。
この犬がモデル犬。ロク。六甲山のロクだ。犬種は異なるが、幼い頃のエピソードやその動作など、いろいろ材料を採っている。
妻の影響で、すっかり犬にハマった私だが、今ではもう一匹飼っている。黒い犬。そして名前はまさかのクロだ。それぞれ性格が全然違っているのは写真の通りだ。
一回目の日日是好日はアウトドア雑誌の誌面にしてしまったが、二回目の今回はペット雑誌にしてしまったようだ。
犬はいい。ほんといい。
松永K三蔵
エルマガジンと言えば関西人におなじみの雑誌て、その誌面づくりはとてもセンスに溢れている。さりげなく持っているとオシャレだ。
特に私は「MEETS」が好きで、内容の充実はもちろん、とにかく誌面のデザインがずっと保存しておきたくなる格好良さだ。
そして今回のMOOK
書き下ろしスペシャルエッセイ「六甲山、修験ルートを歩く」を書かせていただいた。
https://www.lmagazine.jp/mook/MOOK6190878/
素敵な写真の表紙にも私が登場。ありがたいような、もうしわけないような。
もちろん内容もデザインもとてもいい。
内容充実。
そして巻頭には私のエッセイ。
……ちょっとこの撮影日の前日まで寝込んでいて、顔が内田百間みたいになっている。
それはさておき、このエッセイ、テーマは「開運」でもスピリチュアルに偏らず、霊場や磐座で感じる何か、にスポットをあて。ならばということで私はかねてから興味のあった六甲山の修験ルートを辿ることにした。そこで感じたこと、考えたこと、それをそのまま文章にしようと思った。
つまりどうなるかわからないルポ風のエッセイ。
半日かけて山道を歩く。23キロ。
いろいろ考えることができて、また書くことができた。私にとってもとても思いれのあるエッセイとなった。
読んでみてください。
松永K三蔵
「群像」には単行本になると「本の名刺」なるコーナーに自著紹介エッセイを書かせてもらえることがある。
その本に、作品にまつわるアレコレ。
私のデビュー作『カメオ』もいろいろ語ることがある。
インタビューで、よくモデルがあるのですか?と聞かれることがあるが、この『カメオ』には明確なモデルがいる。
私の飼犬だ。
彼とはもう10年以上の付き合いだ。
彼にデビュー作を書かせてもらった。
つまり彼がいなければ私はデビューしていないのだ。そのことは私の「群像新人文学賞優秀作」受賞のことばに書いている。「掲載・出版」コーナーから読んでいただけます。
どうぞみなさんこちらも読んでみてください。
松永K三蔵
集英社の文芸誌「すばる」の日日是好日はご存知だろうか?
あれおもしろい。書き手の撮った写真とともにエッセイが載る。3回シリーズのフォトエッセイなのだが、写真とエッセイがなんかいつもいい。
そんな「日日是好日」に私のフォトエッセイを載せていただいた!嬉しい!
3回シリーズ。第一回は、ズバリ「山」。
『バリ山行』でも出てきた神戸市東灘区にある西山谷に久しぶりに行って書いた。三年振りだろうか、、、。小説を書いていた時、やはり西山谷に来ていたが、その比較をそのままに書こうと思った。
もちろん写真は西山谷の写真。
なんだかアウトドア雑誌みたいになった。
あと、山で妻鹿さんのカップ麺残り汁おじやをやった。その写真もある。
どういうことで、読んでみてください。
松永K三蔵
Tarzan webにエッセイを書かせていただきました。ありがとうございます。
山にのぼりはじめたきっかけなど、山にハマることについて書きました。
ハマるってどういうこと?
こちらからどうぞ