4/13の新聞にめっちゃ載る。朝日新聞「空想書店」勅使川原真衣さん、読売新聞「あなたに贈る本」イモトアヤコさん。

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以前、今年の2月17日の神戸新聞に、私の関連記事が同時に三つ載ったなんてことがあったが、今度もすごい。ありがたい。

同一の日に読売新聞と朝日新聞に載った。ともに本の紹介で勅使川原真衣さんとイモトアヤコさんにオススメ本として『バリ山行』をご紹介していただいた。

読売新聞の「本よみうり堂」の「空想書店」というコーナーで、勅使川原真衣さんにご紹介いただいた。日本社会の病理とも言える能力主義に疑問をなげかけ、自らもガンと闘病しながらも、子供たちの未来のために脱能力主義の組織開発を進めておられる。セミナーも聴かせてもらったが、本当に熱い方で私も尊敬申し上げているお方だ。

そんな組織の問題と日々関わっておられる勅使川原さんは、「バリ山行」でも会社パート、組織にあってもあくまで自分軸で生きる「妻鹿さん」に興味を持たれたようだ。そして、同じく紹介されていたのが京都の福祉施設「生き方は、ひとつじゃないぜ」のスウィング、代表の木ノ戸昌幸さんの『まともがゆれる』。私も大好きな本で、オススメだ。昔、スウイングの展示会が神戸にきた時に見に行ったこともある。

そんな勅使川原真衣さんの本もオススメだ。

『働くということ 「能力主義」を超えて』(集英社、2024年)

『格差の”格”ってなんですか? 無自覚な能力主義と特権性』(朝日新聞出版、2025年)

『学歴社会は誰のため』 (PHP新書、2025年)

続きましては、朝日新聞の「あなたに贈る本」というコーナーでイモトアヤコさんにご紹介いただいた。イモトさんといえば「行ってQ」でおなじみで、もうすっかり登山ガチ勢だが、そんな恐怖と不安について『バリ山行』で触れていただいた。

結構、本を読まれている方で、YOUTUBEで本棚紹介などもされていた。エッセーがお好きなようであまり小説は読まないとのことだったが、『バリ山行』は「シビれた」「面白かったー」と言っていただいた。大感謝。

皆さんが面白がって読んでいただけるのが一番ですね。

松永K三蔵

051 3/31 読売新聞 夕刊「ひらづみ!」書評 勅使川原真衣さん『働くということ「能力主義を超えて」』

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三回目の読売新聞夕刊書評は勅使川原真衣さんの『働くということ』だ。実はこの本、“働く”ということで、前々から気になっていた。

それがとある出版社の代表の方を通じて、勅使川原さんの講演(女性の為の講演で男は私だけだった)を聴く機会があって、また直接お話しを聴くこともできた。

「能力主義」。つまりこれは組織に基準を強いられた「能力」だ。その基準。ところがこの基準は、意外にも曖昧なのだ。「デキる奴」がひとり歩きしている。もちろん仕事のバリエーション、そこで求められる能力もバラバラだ。そしてそのマネージメントは驚くほど雑なことが多い。

そういう問題点を踏まえ、それを超える組織開発。勅使川原さんはそれをやっているという。すごい。「抵抗とか反発とかないですか?」「あります」やはりあるのだ。かく言う私もそんな「能力主義」にどっぷり浸かったオジサンだ。会社員時代に勅使川原さんがコンサルに来たら、たぶん(とりあえず)反発しただろう……。

でも本当にそれでいいのか? 自分の経験則がそんなに大事か? 本当にそのままでいいのか? ベテランこそ本書を読んで問い直して欲しい。

松永K三蔵

049 3/3 読売新聞夕刊 書評コーナー「ひらづみ!」2回目を書かせていただきました。『自分とか、ないから。 教養としての東洋哲学』

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読売新聞の夕刊 書評「ひらづみ!」の2回目。紹介させていただいたのはしんめいPさんの『自分とか、ないから。 教養としての東洋哲学』。

見よ!このすこぶる偏ったチャートを。ハードルは低く。底は浅く。そして間口は目一杯広く。

おもろい! 私も東洋哲学、東洋思想が好きなのだけれど、とてもおもしろく、わかりやすく、発見もあった。

流行りとかそういうことはあまり興味がないのだが、東洋思想はこれからもっと見直されると思う。

とにかくここで紹介されている“哲人”は、まぁ、あれだ「東洋哲学アベンジャーズ」だ。ボスは仏陀で、エースはやっぱり龍樹だろうか。空海でも若手ホープ。老子は相談役ポジションで、親鸞はトリッキーな術者。パワータイプはダルマにしておこう。

そんな妄想もたのしくなる本でした!

みなさん、是非読んでみてね!

松永K三蔵

047 読売新聞 夕刊書評欄「ひらづみ!」を担当させていただきます(お知らせ×日乗)2/3 一回目

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読売新聞 夕刊の書評を担当させていただきます。仕事終わりに“軽く読めるもの”を、ということなので私にぴったりだ。

まぁ実はご存知の方も多いかも知れないが、既に一回書かせていただいた。

この本もおもしろかった。すぐに子どもにも読ませた。ちなみに私の子どもはこのあたりの雑学や生物、ライフハックなどは既に私より詳しい。

こちらで読めます。↓

https://www.yomiuri.co.jp/pluralphoto/20250128-OYT8I50000/

ということで1年間、どうぞよろしくお願いします。

松永K三蔵

読売新聞11/26 インタビューを掲載していただきました!芥川賞の松永K三蔵さん「登って読んで、読んで登ってみて」…「バリ山行」着想は六甲山で迷った経験

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自分の本読んで笑ってます。

読売新聞「ランチアンドスイーツ」のコーナーで取材いただいた記者さんに実はインタビューもしていただいた。ありがたい。

この写真がなかなかいい笑。自分の本を読んで笑っている。

なんと記事がWEBで読める!

どうぞこちらへ

https://www.yomiuri.co.jp/culture/book/interviews/20241126-OYT1T50087/

松永K三蔵

読売新聞10/27 「読書推進月間」に書店訪問インタビュー記事を掲載していただきました。★11月選書フェアあります。

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秋の読書推進月間。書店訪問、インタビューの記事を掲載していただきました。

ご協力をお願いしたのは、西宮市民が毎週末行ってんじゃないの? ってくら宮っ子大好き「ガーデンズ」にある、ブックファースト阪急西宮ガーデンズ店だ。ありがとうございました。

ここにはイラスト入り巨大色紙を置かせていただいていて、いつも本当にお世話になっている。

そして、書店訪問させていただき、読売新聞の記者さんにじっくり話を聞いていただいた。(私が好き放題ベラベラと喋り倒した)。

昔は、心のひろい友人に私は文学談義を聞いてもらっていたが、今は記者さまが聞いてくれる。ありがたい。話していることはあまり当時から変わっていないが……。

「大切な二冊」をセレクトして欲しいと言われ、選んだのは、坂口安吾の『堕落論・日本文化私観』(岩波文庫)※タイトルの評論以外もオススメ。とシモーヌ・ヴェイユ『重力と恩寵』(ちくま文庫)

小説ちゃうんかい。という声が聞こえてきそうだが、うーん、「大切な二冊」と言われてしまうとこうなる。ご興味を持った方はぜひお手に取っていただきたい。

★お知らせ

ちなみに、11月からブックファースト阪急西宮ガーデンズ店さんでは、私の選書フェアをしていただける。ありがたい。来てね。

松永K三蔵

読売新聞(2/27朝刊)文芸月評で「バリ山行」を取り上げていただきました。--衝撃の事実!

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衝撃の事実! すみません。こんな下衆なタイトルで。ちょっとやってみたかったのだ。

この読売新聞の文芸月評は見逃していて、慌ててバックナンバーの新聞を探した。

過去の新聞ってどこで買えるのだろう? 売店やコンビニの売れ残りは早々に廃棄だろう。捨てられている近所の新聞束を漁るのはさすがにマズいので、調べると、販売店(配達所)で買えるらしい。

さっそく読売新聞の販売店を探して買った。(大抵の販売店は駅から遠い)因みに事前に「読売新聞の月評はいつ載っている?」とchat GPTに訊くと、2/25の日曜日の朝刊だと教えてくれた。ほんとか? と念押ししても間違いないと言う。

しかし2/25の朝刊を買ったが、載っていなかった。私は再び販売店に行った。2/27の朝刊に載っていた。うーん、AI。

小池さん、男前ですね。

「バリ山行」載っていました。ありがとうございます。

と、ここで驚いたのは、

「奇をてらわぬ作風で、現在の文芸界ではむしろバリというべきアプローチが新鮮だ。」

あれ? 俺ってバリだったの? 普通の文体、普通のリアリズム小説を書いて、てっきりド正道と思っていたけど。えぇーマジかよ。

確かに、普通の話を普通に書いて、それでよくデビュー出来たよな、とはいつも思うけれど……。現在の文芸界では、俺って異端だったのか。びっくり。

あぁ、そうか、じゃあ俺も書くよ。奇をてらったやつを。すごく奇をてらったやつを。--というのは冗談だが、まぁ、そういうのはおいおい。

とかなんとか思っていたら、なんだwebで読めるじゃないか。https://www.yomiuri.co.jp/culture/book/articles/20240226-OYT8T50154/#google_vignette

評者の文化部の武田さんは以前に「カメオ」も読んでくれていた。ありがとうございます。

ということで、作品とともにどうぞ。

いつかの冬の六甲山

これ、モノクロに見えるでしょ?

モノクロなんですよ。