049 3/3 読売新聞夕刊 書評コーナー「ひらづみ!」2回目を書かせていただきました。『自分とか、ないから。 教養としての東洋哲学』

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読売新聞の夕刊 書評「ひらづみ!」の2回目。紹介させていただいたのはしんめいPさんの『自分とか、ないから。 教養としての東洋哲学』。

見よ!このすこぶる偏ったチャートを。ハードルは低く。底は浅く。そして間口は目一杯広く。

おもろい! 私も東洋哲学、東洋思想が好きなのだけれど、とてもおもしろく、わかりやすく、発見もあった。

流行りとかそういうことはあまり興味がないのだが、東洋思想はこれからもっと見直されると思う。

とにかくここで紹介されている“哲人”は、まぁ、あれだ「東洋哲学アベンジャーズ」だ。ボスは仏陀で、エースはやっぱり龍樹だろうか。空海でも若手ホープ。老子は相談役ポジションで、親鸞はトリッキーな術者。パワータイプはダルマにしておこう。

そんな妄想もたのしくなる本でした!

みなさん、是非読んでみてね!

松永K三蔵

048茨城県日立市役所 表敬訪問

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2/20 茨城県日立市に表敬訪問させていただいた。12時前の日立の駅。

なるほど、兵庫県を朝早く出れば午前中に日立にたどり着くのか。

ガラス張りの建物が見える。あれが建築家、妹島和世さんが設計されたという有名な駅舎。

太平洋を建物に取り込んだような設計。

駅からは日立市南部図書館スタッフにご案内いただき市役所に向かう。途中、日立かみね公園の高台に建つ吉田正記念館の敷地から、海を見ながら、久慈浜の「にぎり丸」さんのおにぎりと惣菜をいただく。これが抜群に美味かった。

市役所ではたくさんの職員の皆さまの温かい歓迎に、思わず熱いものが込み上げる……。

横断幕までご用意いただいて……涙。

小川春樹市長と固い握手。

そのあと少しお話しさせていただき、お茶とともに日立市の甘味をいただく。

市長、ふざけた格好ですみません……。

メダルじゃないが、芥川賞の正賞の懐中時計を見ていただいた。

この日はマスコミの方も取材に来ていただいていて、少しインタビューも。

再び吉田正記念館に移り、市の広報戦略課の方と打ち合わせ。ここのカフェテリア最高。

名物のホットサンド。めちゃくちゃうまかった。見よ! キャベツ高騰時代に、このぎっしりキャベツ。

市立南部図書館に松永K三蔵コーナーを作っていただいていた。感謝。

お世話になったスタッフの皆さんと記念撮影。私が抱っこしているのはマスコットの「くじらちゃん」※そのまま「くじらちゃん」

そして夕暮れの、冬の久慈浜を見た。

おかん、三蔵じいちゃん。見てくれとるか?

俺はすっかり関西弁になってもうたけど、戻ってきたで。

松永K三蔵

047 読売新聞 夕刊書評欄「ひらづみ!」を担当させていただきます(お知らせ×日乗)2/3 一回目

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読売新聞 夕刊の書評を担当させていただきます。仕事終わりに“軽く読めるもの”を、ということなので私にぴったりだ。

まぁ実はご存知の方も多いかも知れないが、既に一回書かせていただいた。

この本もおもしろかった。すぐに子どもにも読ませた。ちなみに私の子どもはこのあたりの雑学や生物、ライフハックなどは既に私より詳しい。

こちらで読めます。↓

https://www.yomiuri.co.jp/pluralphoto/20250128-OYT8I50000/

ということで1年間、どうぞよろしくお願いします。

松永K三蔵

046 2025年1月より神戸新聞夕刊「随想」連載はじまりました。(日乗×お知らせ)

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2025年1月〜4月まで神戸新聞の〈随想〉執筆陣に選んでいただいた。大変光栄。兵庫県、神戸、阪神間を舞台に小説を書いているので、地元紙に書かせていただくけるのはとても嬉しい。

プロフィール写真が粗くて申し訳ない。神戸新聞さんは悪くない。これは私が自分で撮影したデータ。

また都度、Xでアナウンスさせていただきます。

ネットでも↓

https://www.kobe-np.co.jp/rentoku/culture/202501/0018540689.shtml


オモロイ「随想」を書いていきたい。

オモロイ純文運動

松永K三蔵

045 第12回 山中賞受賞しました!『バリ山行』(お知らせ×日乗)

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これはもう!めちゃくちゃ嬉しい!!

山中賞といえば毎年二回、四国最大級の書店、高知県TSUTAYA 中万々店におられるカリスマ書店員、山中由貴さんが、半年に一番おもしろかった、どうしても読んでもらいたい本を選ぶのだ。

その知名度と注目度は全国クラス。当然本好きの人はどの作品が選ばれるのか注目している。既に12回。過去の受賞者には、例えば純文からも、川上未映子さんや阿部和重さんなどそうそうたる書き手の方がズラリ。

↓経産省の紹介記事

https://journal.meti.go.jp/p/36365/

それこそ新芥川・直木賞の前日に発表されるのだが、芥川賞×山中賞というのは初じゃないだろうか?

とにかくスゴいのが山中さんのPOPやフリーペーパーの作り込み、クオリティの高さ!そしてこの帯!堂々。高知県の中万々店で買えます!(山中さんから読者の方へ手紙もついてます)

今ならサイン本もある!

得意のイラストを活かして、本が読みたくなるワクワクする工夫が凝らされている。

※「ポップ」なかましんぶん編集長さんのXより
※「なかましんぶん」なかましんぶん編集長さんのXより

絵がすごくうまい。漫画家志望だったとか。納得。

お店で配られる山中さんお手製のフリーペーパー。見てるだけで楽しい。

裏には山中さんからの読書の方へのお手紙。そして私の受賞のことば。

山中さんからいただいた山中賞のかわいい賞状。

そして発表動画。私の仕込んだネタ動画もうまくMIXしてくれた。ラストの緊張しまくってる私は飛ばしてくれ。汗。

オモロイ純文運動。オモロイ品質保証の山中賞をいただいたので邁進します! 「本なんてつまらない。純文学ってなに?」という人にまで純文学を届けるために。

松永K三蔵

043 ウェイシュエンさんとの約束。『カメオ』12/12単行本発売。(お知らせ×日乗)

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私のデビュー作、「カメオ」の単行本が12/12、ついに刊行される。

大感謝。感無量。やはり小説を書いている者にとってデビュー作というのは特別で、それは死ぬまでついてまわる作品なのだ。ま、その作品が「カメオ」という変なタイトルなのだから、私らしいと言えば私らしい。

白い本が好きなので、私のリクエストで、白い本にしていただいた。

でも一番のリクエスト、いや、絶対に譲れないのは表紙の装画。そう、このウェイシュエンさんの、この犬の絵だ。表紙は絶対にこれにして欲しかったので、これでお願いした。

これは足掛け4年越しのウェイシュエンさんと私の約束だからだ。

文芸誌の「群像」に私のデビュー作として「カメオ」が掲載された時、扉絵として送られてきたのが、このウェイシュエンさんの犬の絵。

私は笑った。最高だと思ったから。私もはっきりと具現化できていないカメオがそこにいた。

カメオの可愛らしさも、奇妙さも、面白さも現れていると思った。

掲載されて、すぐに扉絵を選んでくれた装丁家の川名潤さんにお礼のメールを送った。この絵でとても面白そうに見えるからだ。実際、この扉絵で読もうと決めた人もいたようだ。なんだか小説とこの絵が合わさって、ようやく作品が成立するように感じるほどぴったりだと思った。

そうして私は、この絵を描いたウェイシュエンさんにメールを送った。ウェイシュエンさんも扉絵を喜んでくれていること、お互い犬を飼っていることなどを話した。そして私は、もし単行本化されたら、是非ウェイシュエンさんのこの絵を表紙に使わせてほしいと伝えた。

しかし「カメオ」は単行本にはならなかった。

群像新人文学賞優秀作。「本にするには分量が少ないので……」ということだったが、優秀作(佳作)だったということもあるだろう。その年の大賞は二作。本を出し、PRにはそれで十分だったのかも知れない。

すると、この本を出すのには、とにかく次を書いて、セット。いや、併録だと「カメオ」を表紙にできるのだろうか……。しかし、とにかく次を書かないと「カメオ」の書籍化もない。今はもう「カメオ」の書籍化のチャンスは逃した。だから次を書いて、いつかデビュー作にも興味を持ってもらえるようになるしかない。「カメオ」を単体にするならば、それしかない。

ウェイシュエンさんの表紙で「カメオ」を本にする。これはひとつの私の目標になった。発表時では書籍化できなかったが、もしかするともっと良いタイミングがあるのかも知れない。私は楽天家である。

しかしそこからが長かった。1年、2年、月日は経って私は藻搔いていた。アテはなかった。ただ山を舞台にした、ボツになった小説を性懲りも無く、編集者に相談もなく勝手に改稿し、改稿し、進めていた。

そんな折り、ウェイシュエンさんの個展が私の住む街、西宮市にやってくるという。行かねばならない。そう思った。……しかし正直アテはない。あの犬の絵で「カメオ」を本にする。その約束は難しいのかも知れない……。

でもとにかく私は家族を連れてウェイシュエンさんの個展に行った。

甲子園駅の近くのギャラリー。とてもかわいい個展を堪能させてもらい、そしてウェイシュエンさんと初対面。ご挨拶して、写真を撮らせていただいた。

ウェイシュエンさんが手にしているのが、「犬の絵」の原画。

2023年

ウェイシュエンさんは台湾ご出身で、日本に来てイラストレーターとして活躍されている方だ。

そして私は性懲りも無く、また言った。「いつかこの絵で「カメオ」を本にしますよ」と。

しかし、実はアテなど何もなかった。小説を書いてはいたが、私は二年近く何も発表していない。発表の見込みもなく、ただ山の小説を書いているだけだ。

「--今ね、山のお話しを書いてますから」痩せ我慢にそんなことを言った。「ウェイシュエンさんの絵で、カメオ書籍化する為の第一歩ですから」

道筋の見えないハッタリだったが、しかしそれでも私のひとつの目標だった。

そして私の書いていた「山のお話」は『バリ山行』になった。芥川賞の候補になって慌てて書籍化に動いたので、「カメオ」は併録されず、『バリ山行』単体でいうことになった。私は内心、ホッとしていた。

芥川賞の選考会で『バリ山行』が賞に選ばれて、私は講談社から、会見をする為に帝国ホテルに向った。

「行っといた方がいいですよ」

会場の裏手で出番を待っている間、そう言った群像の編集長と一緒にトイレに行った。一緒に歩きながら編集長が言った。「『カメオ』出せますよ」

−−やった。やった、ウェイシュエンさん。やったで。もちろん表紙はあの犬の絵だ。

私は芥川賞の会見の前、帝国ホテルのトイレで用を足しながら私はそう思った。

そうしてそれから約半年後、ついに本になった。最高のタイミングじゃないだろうか? 芥川賞受賞第一作だ。ウェイシュエンさんの「犬の絵」で『カメオ』は本になった。やっとこれで私の『カメオ』が完成したのだ。

帯は新人賞の大恩人、町田康先生に書いていただいた。

皆さん、よろしくお願いします。

2024年12月12日頃より全国の書店さんに並びます。

松永K三蔵

042 帰郷。“三蔵”、茨城県より特別功労賞を表彰されて、「いばらき大使」になる。(お知らせ×日乗)

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茨城に帰った。私の〝郷里〟である。

ペンネーム「三蔵」は私の母の父、つまり私の祖父の名前で、私は今、その名前を受け継いで、(二代目)三蔵として生きている。母の、そして祖父三蔵の郷里は茨城であるから、するとやはり私の郷里は茨城なのだ。

私の創作人生の中で節目となる芥川賞受賞を機に帰郷するのは必然だが、忙しさにかまけてモタモタしていると、茨城県が、特別功労賞の表彰をしてくれるという。そしてなんと、私に「いばらき大使」を委嘱したいと言ってくれた。なんというありがたいお話だろう。

茨城県。県知事。時代が時代なら、水戸藩だ、藩主から播磨国の浪人風情の私に免状をくれるというのだから俄然、胸が高鳴る。馬ではないが、新幹線に乗って常陸の国に向かう。祖父や、母への恩返しにもなるというものだ。

日立の祖父の家を守ってくれている叔父と叔母がわざわざ水戸駅まで迎えに来てくれて県庁まで連れて行ってくれた。

まずは「いばらき大使」の任命式。知事室に案内される。大井川知事はまさにリーダーという感じで、爽やかでありながら風格があった。

知事と少し歓談させていただき、パリ五輪、フェンシング団体金メダリストの永野選手とともにいばらき大使を任命される。(控室では私はミーハー根性丸出しで、永野選手にねだって金メダルを触らせてもらった。優しい永野選手は私の首に金メダルをかけてくれた。これがすごく重い! 大変貴重な経験をさせていただいた)

写真は茨城県のXより

そして県の表彰式。県に功績のあった多くの方と一緒に表彰を受ける。記念写真。茨城県に「三蔵」の名前が刻まれたのだ。

その後、祝賀会をしていただいた。

 その足で、関西から遠くはなれた水戸の地でありながら私の『バリ山行』を、いつも売り上げ上位に押し上げてくれていた「丸善 水戸京成店」さんにお伺いした。

入り口のいい場所に『バリ山行』を置いていただいている。店長さんもとてもこころよくお迎えいただき、また百貨店の店長さま、宣伝の統括の方も呼んでくれた。感謝。

そしてお土産に上等な「干し芋」までいただいた。幼いころ、私もよくこれを齧った。ストーブの上で炙って、柔らかくして食べるのだ。

(あまりなじみのない妻が口にして、その美味に驚いていた。しかもヘルシー)

翌日、私は祖父のお墓を訪ねた。ついに訪ねた。

私は生来楽天家で、しかも忘れっぽく、恨みも含めて忘れてしまう。その時々を楽しんで暢気に生きているので、苦しいことがあったとしてもすぐに忘れてしまう。

なので苦節云々ということは正直言えないのだが、祖父のお墓の前に立って、フッと息を吐くように肩の力が抜けて思った。さすがに長かった。

二十五年以上。中学の時、母に文学というものを与えられ、〝何か〟を書き始め、母が亡くなった時、その墓前に小説家になることを誓った。それから二十五年以上。やはり長かった。祖父の墓の前に立ちそのことが思い返された。思えば小説を志したが故に追い詰められ、苦しんだこともあったけれど、小説があったからそこ、向かう場所はひとつ、強く明るく生きていけた。母が愛した祖父の名を受け継いで、今、それを名乗り、私は、私の本名でなく「三蔵」として認知されている。祖父は喜んでくれているだろうか。

お墓の前に芥川賞正賞の懐中時計を置く。日立の街の高台に祖父の墓所はある。この街を書こうと思った。いつか書かねばならないと思った。

それから日立の叔父の家の近く、館内の飾りつけ用にと、色紙を持って、南部図書館にもお邪魔した。

『バリ山行』は貸し出し中だと言うが、入り口近くに宣伝のPOPを大きく飾っていただいている。名乗ると、司書の方たちが大歓迎してくれた。幸い平日でそれほど混んでいなかったので良かった。

 南部図書館にはマスコットがいる。芝生のような鮮やかなグリーンのクジラだ。「くじらちゃん」と言うらしい。潔いほどそのままだ。

私も多くの本を図書館で借りて読んできた。母から渡されたドストの『罪と罰』もやはり図書館で借りたものだ。図書館には感謝しかない。

本は売れてほしいが、それよりも私はひとりでも多くの人に私の作品に触れてもらいたい。(読んで買ってくれるかもしれないし……)

この表彰状は叔父にお願いして叔父の家に置いておいてもらうことにした。祖父の写真とともに。

私の茨城への里帰り。ここで私の文学の旅の区切りは、ひとつついた。またここからは新しい旅だ。

ところで、この県庁訪問が決まってからずっと気になっていたことがあった。茨城県の県章のこれ。

このぐるぐるの県章。アイツに似てる。ポケモンの、名前はわからんが、いた。調べた。

そうコイツ。ニョロゾとか言うらしい。おたまポケモンらしい。

 茨城県の県章を見るたび思い出すのだ。私だけだろうか。

松永K三蔵

040茂木健一郎先生のラジオ番組 TOKYOFM「ドリームハート」出演させていただきました。(お知らせ×日乗)

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radikoなどでも聴けます。アーカイブでお聴きください。2回あります。

こちらからも聴けます↓

https://www.tfm.co.jp/dreamheart/smartphone/index.php

茂木健一郎先生

 芥川賞をいただくと、本当にありがたいこともあるもので、なんと、あの茂木健一郎先生のラジオに呼んでいただいた。東京FM「ドリームハート」

写真 TOKYOFM より

 

はじめてお会いする茂木さんだが、イメージ通りのとてもユーモラスで温かい方だった。

 実は先生には、先生の「シラスフロントロー」第50回で『バリ山行』を取り上げていただき、私もその放送を聴いた。参加者の方がとてものびのびされている空間は、非常に感銘を受けた。

広い視野で見守るような先生の視線が、議論を活発化させているのだろうと思った。

そんなこともあって、今回先生にラジオに呼んでいただいた。

先生の冗談が連発する収録スタジオの雰囲気が良く、とても楽しかった。先 

 またオンエアレポートもあるので、読んでみてくさい!

★1回目

https://www.tfm.co.jp/dreamheart/smartphone/index.php?catid=1745&itemid=203272

★2回目

https://www.tfm.co.jp/dreamheart/smartphone/index.php?catid=1745&itemid=203364

 

松永K三蔵

039ブックファースト様 松永K三蔵選書フェア 4店舗同時開催!(阪急西宮ガーデンズ店・西宮店・六甲店・梅田2階店)お知らせ×日乗

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ありがとうございます! これは嬉しい。いつも(毎週の様に)立ち寄っている「阪急西宮ガーデンズ店」。阪急西宮北口駅の駅構内にある「西宮店」には乗り換えの際はやはり立ち寄る。「六甲店」、こちらもやっぱり、昔の通勤路だったのでよく立ち寄っていた。「梅田2階店」も阪急梅田からJRに乗り換えの際は立ち寄る。

そんな思い出の場所の書店でフェアをしていただけるのは、ほんと感謝……。

阪急西宮ガーデンズ店
西宮店にて

 

ということで、今回は私の読書遍歴と、大学生、主に母校である関西学院大学生に読んでほしい本ということで選書させていただいた。

 

実際に店舗に行ってほしいので、ここではいくつかピックアップしてご紹介。

■読書遍歴■ 古い本ばかりですみません……

■幼少期(本をほぼ読まず、なので漫画)

・『総員玉砕せよ』(水木しげる)   

幼少期に読んでいたのは違うが、漫画と言えば水木しげる。画力と抜け感。戦記ものは重い。

・『あしたのジョー』(ちばてつや・高森朝雄)

実存の問題を扱っている漫画ですよ。これは。

 

■中高生(主に海外の古典の時代)

・『春の嵐』(ヘルマン・ヘッセ)

欧州の外国文学の美しい雰囲気がいいですよね。どっぷりハマれる。

・『狭き門』(アンドレ・ジッド)

ジッドには傾倒しました。

 

■大学生(日本文学へ)

『リツ子その愛・その死』(檀一雄)

檀一雄はいいぞ、めちゃくちゃいいぞ。『火宅の人』もいいが、私にはこっちがベスト。

『六白金星・可能性の文学』(織田作之助)

織田作は『夫婦善蔵』だけやない!

 

■社会人

『神を待ち望む』(シモーヌ・ヴェイユ)

今の私の羅針盤的な書物

『掃除婦のための手引書』(ルシア・べルリン)

発掘された「アメリカ文学最後の秘密」これはいいです。ほんと。

六甲店にて
フェア用の色紙
梅田2階店

それから地元、関学生(母校の関西学院大学)に読んでほしい本も10冊セレクトさせてもらった。

青春期に読んで欲しい本だ。

①深夜特急シリーズ (沢木耕太郎)

②二十歳の原点 (高野悦子)

③堕落論・日本文化私観 (坂口安吾)

④ちくま日本文学027菊池寛 (菊池寛)

⑤漂流物・武蔵丸 (車谷長吉)

⑥出家とその弟子 (倉田百三)

⑦仮面の告白  (三島由紀夫)

⑧レンタルチャイルド (石井光太)

⑨孫子 

⑩ツァラトゥストラ (ニーチェ)

というラインナップ!

よろしくお願いします。

松永K三蔵

 

036『山と渓谷10月号』“今月の人”に取り上げていただきました。+“今月の本棚”に小阪健一郎さんによる『バリ山行』の書評もあり!(日乗×お知らせ)

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ええんか? ほんまにええんか?

という戸惑いは正直あった。『山と渓谷』と言えば登山界の専門誌だ。出てくる人は世界的な登山家だ。山野井妙子さんや、角幡唯介さん‥‥‥。とにかく凄い。

そんな素晴らしい山岳専門誌に私のような、ひとり、ちょろちょろと低山を我流で歩いていただけの輩が出ていいものだろうか。

小説は書いた。山の小説。芥川賞もいただいた。が、それは文学界の話。山岳界とはまた別だ。

本格的に山をされている方に、私の山の小説はどう読まれるのだろう。山の描写や山行の様子‥‥‥。不安はあった。「まぁまぁよく書けてるよ、素人にしては」そうお目溢ししてくれれば御の字だと思っていた。

ところが不思議なこともあるもので、山の“ガチ勢”でもあるヤマケイの編集部の方からご感想をいただいた。薮山の描写、登山者の心理も含め、大変に熱いご感想だった。それが今回の記事、インタビューに繋がっているわけだが、私は嬉しさよりも安堵。そしてやはり不思議に思った。

私がひとり彷徨い歩いていた山も、いつか上級者がのぼる高山にまで繋がっていたのだろうか。いや、でも低山や高山、そんなものも我々人間の勝手な分類で、本来、道と同じく、「そんなものはない」のだ。名前すらもない。そこにただ、山があるだけ、なのだ。

めちゃくちゃ山やってる風に写ってる「初心者」

ヤマケイの編集部の方々と六甲山を歩きながら、いろいろとお話しさせていただいた。とても楽しい山行だった。山の話はもちろん、文学の話も聞いていただいた。好き放題喋り散らかしたが、ライターさん、編集者さんが素晴らしい記事に仕上げてくれた。本当に感謝。是非読んで欲しい。

そして写真には、作中で登場する、まさに「アレ」が写っている。うん、アレだ。マステも出てくるけど、アレだ!それは買って見てね。

更に更に、「今月の本棚」では辺境クライマーのリアル妻鹿さんみたいなけんじりさんこと小阪健一郎さんが「バリ山行」の書評を寄せてくださっている。激アツの記事だ。

私は爆笑してしまった!

ヤマケイさん、本当にありがとうございます。

ちなみに私の記事はさておき、今月号は特に「買い」だ。登山アプリや、今更聞けない読図のまとめ、そして登山者永遠のテーマ、レイヤー特集など、めちゃくちゃ良い内容!是非、本屋さんで。

最後に

今回、K2で事故に遭われた平出和也さん、中島健郎さんのお二人に、心よりお悔やみ申し上げます。そしてお二人の素晴らしい実績とそのお仕事に敬意とともに感謝をお伝えしたいと思います。

松永K三蔵