エッセイ「文学のトゲ」が群像(2023年6月号)に掲載されました。
エッセイ「文学のトゲ」が群像2023年6月号に掲載されました。ちょっといろいろあって、お久しぶりの掲載です。 短いエッセイなので、皆さん良かったら読んでみてください。
エッセイ「文学のトゲ」が群像2023年6月号に掲載されました。ちょっといろいろあって、お久しぶりの掲載です。 短いエッセイなので、皆さん良かったら読んでみてください。
流行りコトバというものは取り扱い注意だと思いながらも、指さきで摘み上げるようにして覗いてみる。するとそれらは大抵、既存の看板の付け替えで、実はそれほど新味があるわけじゃない。 「ルッキズム」だってそうで、それは故事にもあ … Continued
☞前回のつづき。 南米大陸におけるコンキスタドールのインディオに対する残虐行為の数々を告発したラス・カサス。しかし彼がインディオの労働力の代替として勧告したのが黒人奴隷貿易だ。--根深い。 奴隷貿易。欧州列強はアフリカ大 … Continued
休みの前の晩などには、家族が寝たあとで私はオットマンに脚を乗っけてグラスを傾け、A・タルコフスキーなんかを観る。 なんてことはなくて、もっぱらアマプラでハリウッド映画だ。ハリウッド映画は最高だ。そんなハリウッド映画のオー … Continued
万年筆と同じく、毎日お世話になってるこの道具。ノートパソコン、まさに愛機。こいつのことを書こう書こうと思っていて書けずにいたが、ついに引退することが決まったので書く。 それまで外で書くのに、ポメラとか、あれこれ試していた … Continued
017の続き☞ スマホというものはオンラインであるからスマートなわけで、それはコネクト、繋がっている状態だ。作業ツールとしてスマホを使うということもあるけれど、調べたり、連絡したり、何かを視聴したりするのはやはり繋がって … Continued
例えば10年前と比べた時、明確な風景の変化のひとつに通勤電車の車内があるだろう。当時、乗客は本や紙の新聞を読み、寝ていたり、あるはい何もせず、窓の外を眺めていたりしたのだ。若い人は驚くかもしれないが、昔はそうだったのだ。 … Continued
待ちにまった旅行の前夜、あるいはその道中、不意に「でも終わっちゃうんよなぁ」感覚に襲われる。愉しみの只中に、あるいはそこに足を踏み入れる瞬間に、何かふと冷たい布で顔面を撫でられ、愉しい気分に水をさされるような、あの感覚。 … Continued
ちょっと、タイトルイラストは少女漫画みたいになったが、勘弁してくれ。 私は「描く」方じゃないから。それに、女の人は難しいんだ。 それでも、本の表紙の写真を参考にしながら描いたイラストのルーが、写真よりもワルそうで悪戯っぽ … Continued
ロシアがウクライナに軍事侵攻している。虚実入り乱れ、あらゆる情報が飛び交っている。「自衛のため」というのがロシアの主張だけれど、核兵器で威嚇し、国内の反対派を拘束したり、言論弾圧をしたりしている時点で説得力は乏しい。しか … Continued